アリス!絵で読み解くふたつのワンダーランド

アリス!絵で読み解くふたつのワンダーランド

山本容子 *絵
ルイス・キャロル *文
柳瀬尚紀 *訳
中川健一 *ブックデザイン
講談社
2010年4月初版 / 25×26.5 / 71p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef5-i-9-1 ]

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『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の世界を“絵巻・すごろく・チェス”というユニークな趣向で愉しめる、山本容子さんによる画集のような絵本のような遊び心たっぷりの1冊です♪

一連の文学作品の銅版画化について、山本容子さん自ら“読書感想絵”とおっしゃっていますが、こちらの御本では、『不思議の国のアリス』は 12場面、『鏡の国のアリス』は 11場面の“読書感想絵”が愉しめ、アリスの“つぶやき”がちりばめられてお話が進んでいきます♪

“絵巻”のようにページを彩るイラストは、よく見ると、右方の1枚絵が左方でさまざまに反復・コラージュするような形で再構成されていて、その為でしょうか、より躍動感があり生き生きとしています!

これまで書籍化されているラボ教育センター版、講談社青い鳥文庫版が手元にないので比べられないのですが、本文の23葉は描き下ろし?かと想います♪
実在のアリス・リデル嬢を想わせるアリス、ルイス・キャロル氏そっくりのマッド・ハッターなど、キャラクターの造形はそのままに、また新たなバリエーション、そして、『不思議~』『鏡~』がこの1冊でオールカラーで愉しめるのもとても贅沢ですね!
(本文以外のページでは、ラボ教育センター版で拝見した絵も愉しめる他、ミクストメディア作品なども愉しめます)

他、『不思議の国のアリス』をすごろく(バックギャモン)で愉しめたり、『鏡の国のアリス』をチェスで愉しめたりするのも斬新!
作品一覧で物語を辿れるコーナーや、高橋康也さんによる「不思議な鏡の王国の興亡」も愉しめます♪

どうぞご堪能ください!

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在

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