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ただいま流通中です >2018年4月現在
トルーマン・カポーティー氏のクリスマスを巡る切なくなるような作品たちを、村上春樹さんの訳 (あとがき「ノート」も必読です♪)と、山本容子さん(1979年に 「CAPOTE SUITE」を発表されています.:*・゜)の銅版画で楽しむことができるとても贅沢な本たちです。
山本容子さんによる銅版画は、『あるクリスマス』はモノクロ、 『クリスマスの思い出』はカラーとなっていて、それぞれふんだんに楽しむことができます♪
どうぞご堪能ください.:*・゜
トルーマン・カポーティー *著
村上春樹 *訳
山本容子 *銅版画
坂川栄治 *装幀
文藝春秋
1989初版・1990.2刷 / 19.5×12.5 / 77p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜kf8-43-1 ]
1982年に発表されたトルーマン・カポーティー氏の最後の作品です。
主人公はカポーティー氏の少年時代を映したようなバディー少年・6歳。
離縁した父母のもとを離れ、アラバマの親戚のもとに身を寄せている“僕”ですが、暗い影はなく、美しい自然に抱かれ、また、特に おばあちゃんのような歳のいとこ・スックに可愛がられ、幸せに生活しています。
けれど、その年のクリスマス、父親から一緒にクリスマスを過ごそうという誘いがあり、“僕”は気が進まないものの、スックに薦められ、ニュー・オーリンズへと向かい…初めての都会で、父との初めてのクリスマスを過ごします。
きらびやかでいて、儚い夢のようなクリスマス…。
ちなみに、この作品発表の前年、カポーティー氏は父親を亡くしているとのこと(山本容子さんはフィッツジェラルド氏そっくりに描いてらっしゃいます)…物語の中で“魅力的な人物”だったと語られる父親とのエピソードは、物語として昇華されることで、氏亡き後もこの世に切ない余韻を遺しています.:*・゜
どうぞご堪能ください.:*・゜
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トルーマン・カポーティー *著
村上春樹 *訳
山本容子 *銅版画
坂川栄治 *装幀
文藝春秋
1990初版・1990.2刷 / 19.5×12.5 / 79p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜kf8-43-2 ]
『あるクリスマス』と同じ バディー少年が主人公の作品で、1956年に上梓されています。
この作品でのバディー少年は7歳。
アラバマの家で、いとこのスックとそれから犬のクイーニーと一緒に過ごした黄金色のクリスマス・シーズンの様子が、まるで一瞬たりとも色褪せることのない記憶を辿っているように、ディテール細かく描かれています。
スックと焼いたたくさんのフルーツケーキ、秘密の場所までとりに行った立派なもみの木、贈り、贈られたたくさんのプレゼント.:*・゜
カポーティー氏による自作朗読会において、“多くの聴衆の涙を誘った”というこのお話は、幸せの記憶のディテールが細かいほど、また幸せの終焉も とても切なくて.:*・゜
バディー少年にとってフルーツケーキの匂いがそうだったように、忘れることができないラストの文章も素晴らしい、美しい作品です.:*・゜
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「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪