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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
黒部徹 *撮影
中央公論社 / シェフ・シリーズ64号
1995.1 初版 / 30×21 / 144p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf1-64 ]
1993年、東京は代官山に「ラ・ヴィーナス」をオープン、2005年からは銀座に移転され「超フレンチ 御魚 大渕座」オーナーシェフとしてご活躍の 大渕康文シェフが、42歳で上梓された「シェフ・シリーズ」の1册です。
ムニュ(コース料理)は、 “素材や味つけの重複を避け、軽さと重さの緩急をつけ、盛り上がる場所を必ず作りながら、最後まで飽きずに食べられる期待感を残す”という緻密な構成力が要求され、“シェフの持ち味がその中にすべからく表現された、優れたシステム”…そんなムニュを再評価してみたいとの思いから、5皿で構成されたムニュを12のテーマで紹介してくれました!
紹介されている 12のムニュのそれぞれのテーマは…
1品ごとに違うワインを組み合わせた「ワイン好きのムニュ」、
“洋食”の古典をフランス料理風に現代化、どこか懐かしいムードが流れ、暖かみのある味が愉しめる「洋食を現代化したムニュ」、
量は充実していても カロリーが抑えられるよう 家禽類の淡白な肉を活用した「たっぷり食べたい喰いしん坊のムニュ」、
愛着が深いというイタリア料理を取り入れた「イタリアから学ぶムニュ」、
初夏のオープンテラスで楽しむのにふさわしい、カジュアルで気持ちよく、適度な軽さの「初夏のテラスのムニュ」、
“いちばん手強い食べ手”のご婦人方に評判の良いものばかりを集めた“厳選ムニュ”「マダムに捧げるムニュ」、
特に大渕シェフご自身がお気に入りの5品を集めた「シェフ好みのムニュ」、
クラシックを意識した重厚な“正統派”を愉しめる「古典派に勧めるムニュ」、
野菜の素朴な美味しさを引き出した「野菜づくしのムニュ」、
“華麗にして通好みのムニュ”「シャンパンで通す祝祭ムニュ」、
肉や魚の切れ端、テリーヌの角や野菜のくずなどを無駄なく利用した「経済性と合理精神のムニュ」、
和の伝統食材をフランス料理に応用した「 [和] の伝統を生かすムニュ」。
また、「ひと口サイズに 凝りに凝った味を詰め込む アミューズ・ギュール」(10品)と、「小さくてもキラリと光る個性を アバン・デセール」(10品)が写真と解説付きで楽しめるコーナー(ルセットはありません)も愉しめ、
「昔の料理を振り返ると 挑戦的だった自分が見えて懐かしい」として、「アルピーノ」から「ザ・ハウス・オブ 1999」時代のお料理 18品が、修業時代の回想を交えて紹介された 読みごたえのあるコーナーも堪能できます!(ルセットはありません)
他、「陶芸家の洋食器とフランス料理が出会った」として、豊福誠さんの器のお話なども♪
あと、本文中で“ひとの料理に感動することが多い”というお話もあり、随所で、食して感動され、後に生み出すルセットの源となったお料理のお話も愉しめるので、往年のグルメの方には懐かしく、また、修業中の料理人の方にはワクワクするような読み心地の1册なのではと想います。
下記でほんの1例ですが、紹介されているムニュをご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪