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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー *著
神品友子 *訳
和田誠 *絵
晶文社
1977.10 初版 / 19×12 / 75p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜kf8-33 ]
クリスマスのプレゼントにねこをおねだりした子どもたち、でも願いは叶えられず、すねて天井うらに隠れます。するとどこからかねこの鳴き声が…。
なんと古いバスケットから、ツァップ!ツィップ!ツェップ!ツォップ!とそれぞれの子どもたちに一匹ずつのねこたちが飛び出したのです。
大喜びの子どもたち、でも4匹のねこの他にも飛び出したものが…それは紫色のライオン・ツゥップ!
初めはライオンを怖がっていた子どもたち、でもひょんなことからお腹の中に入れられて、街へと繰り出します。そこで出逢うのは強い者には弱いというなんとも頼りなく不条理な大人たち。いつも子どもにはいばっている大人たちが、ライオン(の中に入っている子どもたち)の言いなりです。
そして始まる愉快な冒険!
‘わらべ唄の調子’がとり入れられたリズム感ある文章で語られていくのは、ナンセンスで楽しいクリスマスの出来事、でも“反面いつわりの多い大人の世界をピリリと批判”している物語であると、あとがきで訳者の神品友子さんは指摘されています。
個人的には、とにかく和田誠さんのイラストがなんともいえず好きですが、美味しいものを大人の制約なくいっぱい食べるという子どもの最大の願望の1つが思う存分叶えられているところも良いなあと思います♪
ちなみに、ドイツ語の原題(ライオンの名前である「ZUPP」)の訳「ねこのアイウエオ」もお見事ですね!
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪