くろうまブランキー

くろうまブランキー

伊東三郎 *再話
堀内誠一 *画
福音館書店 / ものがたりえほん36
1967初版・1991.3刷 / 26×18 / 19p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜kf8-25 ]

sorry... sold out

くろうまのブランキーは生まれてからずっと、主人にひどい扱いを受けてきました。でも、ブランキーは一生懸命働きます…ある日、大きな荷物を運べず、死にそうになって倒れてしまうまでは…。
その日は、ちょうどクリスマス。ブランキーは“てんから、そうっと おりてきた さんたくろーす”に見つけられ、サンタさんの助手になることに。
幻想的な中に温かな余韻を残す美しいハッピーエンドです。

堀内誠一さんの絵は、ちょっと暗めのトーンが入った色彩を基調とし、落ち着いた大人っぽい感じ。細い線で柔らかく輪郭をとり、色を幾重にも重ねて、しみじみとした滋味を醸し出しています。
キャンバスの地模様なのでしょうか、粗く線の入った紙の感じが残されているのも、とても暖かみのある良い味を出していて素敵です。デザイン的にも素晴らしく、美しくシンプル…でも冷たい感じは無く、情感に溢れています。

特にブランキーがそりを引いて天を駆けるシーンは、とってもきれい。サンタさんの表情もなんともいえず味わいがあって和みます。
読み終えた後、サンタさんの傍で眠りにつくブランキーのように満ち足りた気持ちになれる1册となっていますよ☆

ちなみにこちらは、堀内誠一さんが手掛けた初めての絵本。
原作は、フランスにあるフレネ学校の幼児たちがグループで協同創作したとのこと、クリスマスにふさわしい心温まるお話です。
初出は、こどものとも33号(1958.12)です。

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