食と暮らしの古本屋 eclipse plus

お母さんが12枚、クッキーを焼いてくれました。
兄妹で半分こして食べようとしていたら、ピンポーン！お隣の友だち兄弟が遊びに来ました。4人になったから…クッキーは3枚ずつね。
するとまた、ピンポーン！近所の友だち兄弟が遊びに来ました。6人になったから…クッキーは2枚ずつね。
するとまた、ピンポーン！近所の友だち兄弟と4人のいとこが遊びにきました。12人になったから…クッキーは…1枚ずつ！？
するとまた、ピンポーン！ベルが鳴ります！！

おやつを食べようとしていたら、友達が増えていって、わいわい楽しいけれど、だんだん自分が食べることのできるクッキーが減っていきます。
ダイニング～キッチンを横から定点観測しているような構図で、子どもたちのだんだん変化していく表情が見てとれて、読んでいる方も感情移入してハラハラドキドキ！足し算や割り算のお勉強にもなります♪

友達が増えて汚れた床をお母さんがお掃除していたり、途中からお茶の為でしょうか…お湯を沸かしたり、ちょこまかと猫ちゃんがうろうろしていたりして、同じ構図ですけれど、イラストも変化があって楽しいです！

ドキドキして迎えた最後のお客さまは…絵本を開いてからのお楽しみ♪
お友達が増えても、みんなで分けることに決めた子どもたちに、素敵なご褒美が待っていますよ！

分けるともっと豊かになる！そんな幸せな出来事を追体験できる１冊としても素晴らしい、パット=ハッチンスさんの絵本です♪
どうぞご堪能ください！