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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年3月現在
シェフ・シリーズ 29号
小川勝彦 *撮影
中央公論社
昭和63年4月初版 / 30×21 / 144p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf1-29 ]
1976年に渡仏後、帰国され、1982年に東京は六本木に「プティ・シャニー」をオープン、1986年には より前進を求めて 同じく六本木に「シャニー」をオープンされご活躍だった 奥野公通シェフが、「シャニー」 に専念されるようになってから約8か月ほど後に上梓された「シェフ・シリーズ」です!
紹介されているのは…
「野暮から離れるための試み」として、“発想の母体”とおっしゃる五感の駆使を意識したお料理、ヴァリエーションの発展のなかにも基本が見えるお料理、ガルニチュールをぎりぎりまで省くなど内容をより強調する省略する力を意識したお料理、素材の中で普通使われない部分を用いて手をかけて洗練してしまうお料理、香辛料のアクセントにこだわったお料理、素朴な素材・料理に繊細さを持ち込むことを楽しみとしたお料理、
他、あらゆる素材の中でシェフが一番愛着をお持ちだというポワローにこだわったお料理、
便利で応用範囲が広いだけに便利さに甘えてしまうと“野暮”に通じてしまうという落とし穴がある帆立貝のムースを用いたお料理、
フランス料理に占める位置の大きさを思う時、自分が試されているという緊張感に包まれるフォワグラとトリュフのお料理、
独自の旨みと視覚的効果に“楽しみながら作ってしまう”クリュスタッセ(甲殻類)のお料理、
デザートも紹介されています♪
また、「<親和力>を求めて」として、常連のお客様をイメージして、“それぞれの方の好みを知っている料理人が、日頃からいただいているみなさんの包容力にお返しする、メルシイ・ボークウの一皿”が紹介されたユニークな章も愉しめ、タイトルにもなっていますが、日々、“皿の中に私流の<秘め事>”を託し、“私なりのメッセージ”を入れて、お料理を通して、なによりお客様とのコミュニケーションを楽しんでらっしゃる様子が伝わってくるのも愉しい1册です。
他、店名の「シャニー」を「ラムロワーズ」がある町の名から採ったというほど敬愛する三ツ星レストラン「ラムロワーズ」シェフのジャック・ラムロワーズ氏との思い出の一皿(兎背肉のロースト ローズマリー風味 キャベツと生ハムのブレゼ添え)が、修業時代の思い出と共に再現されたコーナー(レシピ付き♪)、
ちょうどこちらの御本を撮影している最中にお亡くなりになられたというお祖母さまへオマージュを込めてつくられた「甘鯛のポワレ 根セロリの素揚げとビーツ添え サフラン・ソース」が紹介されたコーナーも!(レシピ付きです♪)
下記で、ほんの一例ですが紹介されているお料理をご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜
基本のレシピも!(帆立貝のムース、フュメ・ド・ポワソン、ブール・フォンデュ、野菜のブイヨン、ブーケ・ガルニ、香草入りパン粉、ヴィネグレット・ソース、香草ソース、フォン・ド・ヴォー、赤ワイン・ソース、ブイヨン、スープ・ド・ポワソン、トマト・フォンデュ、フィユタージュ、トリュフ入りヴィネグレット・ソース、鳩のジュー、トマト・コンカッセ、フォワグラのテリーヌ、焼いた赤ピーマン、コンソメ、ポルト酒風味のコンソメ、仔羊のジュー、オマールのコンソメ、ジェノワーズ、アングレーズ・ソース)
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年3月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪