Information
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
黒部徹、他 *撮影
川上洋一 *イラスト
中央公論社 / シェフ・シリーズ 18号
昭和61年4月初版 / 30×21 / 144p
[ 商品番号 N゜sf1-18 ]
1983年4月より有楽町「アピシウス」シェフに就任、「アピシウス」を退かれてからは、働く人に美味しくて身体に良い食事を…というコンセプトで、神田にパイとスープのテイクアウト専門店 ( ! )「パ・マル」をオープン、 その後、六本木で同名のカジュアルフレンチも出店されましたが、惜しまれながら2009年6月3日に亡くなられた高橋徳男さんが、アピシウス時代に上梓された貴重な1册です。
紹介されているお料理は…
「自然が産み出した素材のすばらしさを発見して料理する」として、海が育てた素材(魚、貝、海老・蟹)、森が育てた素材を用いたルセット、
「<アピシウス>が誇るジビエの料理」として、野兎、鴨、蝦夷鹿、子鳩を用いたルセット(こちらは 素材のお話など、文章も一段と充実したコーナーとなっています♪)、
「フォワグラを満喫する トリュフを堪能する」として、オードヴルとスープのルセット、
「風格のある肉料理」として、うずら、仔羊背肉、仔牛胸腺肉などを主役にしたルセット、
「料理からつながるデザート」として、店名を冠したデセール etc... !
また、「三つ星家庭料理を考える」として、おなじみの鶏肉や 日本ではお鍋の定番のたらを用いたルセット、温冷さまざまなサラダが紹介されていて、 本当にご家庭でも再現可能なお料理を考案して掲載してくれているのが、“専門家の味をあなたの食卓に”というコンセプトながら“シェフの作品集”さながらの高いレベルとなっている「シェフ・シリーズ」には珍しく、しかも、高橋徳男さんというグランシェフのナンバーですので、特に珍しく貴重な1册かと思います♪
(若鶏の一枚おろしから丸鶏の詰め方、たらのさばき方など、下ごしらえなども丁寧な工程写真付きで、 マヨネーズやヴィネグレット・ソースのルセットも掲載されています!)
他、「市場や地方に足を運び、魚介を求めて旅から旅」、「季節をびんの中にしまっておく」、「現代に生き続ける野性の味」 etc... 読みものも愉しめ、生バターやブレスの鶏、仔牛の腎臓や胸腺肉など日本では入手困難なフランス独自の素材についてのお話もあります。
素材への探求心はもちろん、 旬をいただくことを大切に、養殖、冷凍、缶詰類は用いず、お店手作りで保存食を仕込まれたりと、これこそ グランメゾンの所以…と思わずため息が出るような 並々ならぬシェフの情熱が、美しいルセットの数々と共に堪能できる1册となっています。
どうぞご堪能ください.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪