食と暮らしの古本屋 eclipse plus

料理研究家としてご活躍の一方、1991年からは骨董好きが高じて英国のアンティークを扱う「英国骨董おおはら」をオープンされた大原照子さんが、その4年後に上梓された御本…お茶周りの英国アンティークが堪能できる１册です。

「ジョージアンとヴィクトリアンの茶道具」「個性あふれるティーカップ」「ガラス」「銀」とカテゴリー分けして紹介されているのは…
ウースター窯のスリーピースのセット、ティーボウル、ブルー＆ホワイトのティーカップ、ティーポットスタンド、ピクルスディッシュ、アイアンレッドのティーサービス、フォリー窯の金彩のカップ、エインズレー窯のちょうちょうのティーセット、パラゴン窯のフラワーハンドルのティーカップなど、スイートのグラス、レモネードグラスとジャグのセット、テーブルグラス、１人用の小さな花器、セロリバース、ヴィクトリアンの色ガラス、バターナイフ、ジャムスプーン、サービングスプーン、ティーキャディとキャディスプーン、ティーストレーナー、ティースプーン、星座模様のティーサービス.:*・゜

また、シェリー窯とスージー・クーパー窯については章が設けられて詳しく紹介されています♪

飾って眺めるためでなく、暮らしの中で使って愉しんでもらいたい、そんな想いから上梓された御本なので、実際にお料理やお菓子が盛り付けられていたり、お花が活けられていたり... 素敵な食卓の風景や大原さんの日々の愉しみ方が拝見できるのも愉しくて、お料理とお菓子にはレシピも付いています！

文章も、それぞれのアイテムとの初めての出逢い、アンティークの愉しさを教えてくれた懐かしい友人たちにまつわる思い出話などが添えられ充実！

また、安東紀夫さんによる写真の光の表現が素晴らしく美しかったり、食器だけでなくテーブルを彩るアンティークレースやリネンも素晴らしかったりと、眼福とはこのことだなあと幸せになります.:*・゜

他、写真たっぷりで愉しめるロンドンのアンティークマーケットガイドや、「アンティーク、知っておきたいこと」として、買い方のこつと注意、陶磁器のマーク、シェリー/スージー・クーパーのマーク、銀製品ホールマーク早わかり、中国陶磁器、イギリスのブルー＆ホワイトの歴史、手入れの方法なども学べます♪

PART 2 の「テーブルを楽しむ」と併せて、どうぞご堪能ください.:*・゜

• 紹介されているお料理とお菓子　
  • ささ身とピーマンのからしマヨネーズあえ
  • ラムボウル
  • ミルクファッジ
  • ピクルス
  • ダークフルーツケーキ
  • ジャムロール
  • パンケーキのレモン風味
  • アップルパイ
  • エッグノッグ
  • コーディアル
  • トライフル３種　シェリー/ブランデー/ウィスキー
  • ミートパイ
  • チーズクリームパイ　
  • レモンシラバブ
  • スコーン
  • ポテトパイ　etc...
  • （紅茶の淹れ方コーナーも♪）

上記の『英国アンティーク　お茶を楽しむ』の５年後に上梓された続編…テーブル周りの英国アンティークが堪能できる１册です.:*・゜

「楽しいカップ」「ディナーの器」「個性的なガラス」「楽しい小物」とカテゴリー分けして紹介されているのは…
ティーボウル、1800年代初期のトリオ、ヴィクトリアンのティーカップ、ラスターウェア、チョコレートカップ、ブイヨンカップ、ディナー皿、スープ皿、ベジタブルディッシュとセンターピース、チンツ、ピンク、パープルとグリーン、シャンペングラス、エールグラス、フィンガーボウル、ルビーグラス、ラマー、ピクルスジャー、サラダボウル、Ｂ＆Ｂプレート（ブレッド＆バタープレート）、シュガーボウルとミルクジャグ、スロップボウル、ドルトン・ランべス、トーキー、プールとホニトン、キャンドルスタンド、エッグスタンド、トーストラック、花器、メニュースタンド、塩こしょう入れ、ポッテドポット、ティーミキシングボウル、ジャグ、トレー.:*・゜

“古い食器たちは使えば使うほど、そして洗えば洗うほど、いきいきとした表情を取り戻してきます”とある通り、PART 2 でもお料理を盛り付けたテーブルの設えが堪能できます.:*・゜

他、ロンドン郊外のアンティークショップガイド、紹介されている器の詳細なデータとアンティーク・ミニ知識（三代で買い足したティーサービス、２枚目の受け皿、ポーセリンとポタリーの見分け方 etc... ）も！

どうぞ上記の『英国アンティーク　お茶を楽しむ』と併せて、ご堪能ください.:*・゜