食と暮らしの古本屋 eclipse plus

表紙の絵からして、もうすでに忘れ物をしているサンタさん。見かけは立派なおひげでまるまるしていて優しそうな、典型的なサンタさんですが、かなりのドジ☆

おうちの屋根に着いたとたんにソリからおっこちて鼻をぶつけたり、次々にドジぶりを発揮します。
ドライブがてら、こっそりついてきた小人のジェラルド君も、楽しむつもりが、サンタさんの起こしたドタバタの後片付けばかり。しかも、サンタさんは随分経ってやっとジェラルド君がついてきたことに気付きます（ ! ）。おまけに、ついてきたのはジェラルド君だけではないようで…！

単純なお話ですが、サンタさんのとぼけた表情や仕草がとってもかわいく、細かく描かれた遊び心あふれる絵が、楽しい絵本。特に小人のジェラルド君の活躍ぶりには注目です♪

また、夜、暗い中での出来事を強調するためか、とても落ち着いた色使いで進むのですが、家族がサンタさんの持ってきてくれたクリスマスプレゼントを発見する場面のページだけが鮮やかに色づいていて！そんなクリスマスの嬉しさがひときわ伝わってくる趣向も素敵。

あーんなにドタバタしていたのに、しっかりプレゼントは配っていたんですね。
さすがはサンタさん！
ニコニコと楽しめる、かわいらしいクリスマス絵本です☆