食と暮らしの古本屋 eclipse plus

元気で威勢のいいロッタちゃんは、お兄ちゃんとお姉ちゃんが１人ずついる末っ子の女の子。一番の仲良しはぬいぐるみのぶたのバムセで、どこへ行くにも一緒です。

この絵本では、そんなロッタちゃんが迎えたあるクリスマス・シーズンのはらはらドキドキの１日が、涙と笑いと織りまぜて生き生きと描かれています。

おつかいの途中、バムセを入れた袋を ゴミ袋と間違って、ゴミ箱に入れてしまったこと、手に入らなかったクリスマスツリーをひょんなことから見つけたこと…いつも一生懸命で興味のあることにまっしぐらなロッタちゃんは、子どもの世界を伸び伸びと満喫しています。もちろん、周りの大人のひと達の暖かい助けを借りて…☆

私事ながら 店主も子どもの頃、何度読んだか分からないくらい よく読んでもらったロッタちゃんのお話、久々に読み返してみると懐かしくって！最初に出てくる耳慣れない “スラローム”という言葉が、最後、ちゃんとオチになっていたりするところ etc...不思議なくらい細かいところまで覚えていました。

また、こちらの絵本のイラストは、特に部屋の場面など、俯瞰の視線で描いてあるので、部屋全体が見渡せて、どこにどんなものがあるか細かく見ることができるのも楽しいんです♪
ロッタちゃんのことは、時にヒーロー！で、時に妹のように思っていた様に思います。ロッタちゃんは心もまたとても優しくてかわいらしいのです。
ずっと読み継いでいきたい１册です.:*・゜