食と暮らしの古本屋 eclipse plus

「暮しの手帖」のお料理コーナーでおなじみの、「大阪ロイヤルホテル」常原久彌さん、「帝国ホテル」村上信夫さん、「王府」戰美樸さんによるお料理がまとめて愉しめる１册…“外国料理のなかから、私たちの口にあって、かんたんに、そして、同じような材料で出来て、おいしくできるものを、えらびました”とある通り、いろいろな国のお料理が愉しめます♪

初版は昭和47年ということで、「暮しの手帖」ならではの、スパゲチ、バタ、ぶどう酒などという表記が、今見ると、とても新鮮！手描きの題字、ひらがなの使い方も優しい雰囲気で、眺めていると、なんだかほっとすると共に、当時の外国のお料理に対する今よりも強い憧れが伝わってきます。
ちなみに、昭和47年当時の版は全てモノクロの写真だったようですが、版を重ねるにあたって、カラー写真で撮り直しされています。

西洋ふう88種、中国ふう77種と、充実の内容で、他、煮もの、焼きもの、揚げものなどの料理別索引、材料別索引も参照できます。

下記で、ほんの一例ですが、紹介されているお料理をご紹介してきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜

• 西洋ふう
  • ひらめのボンファム、味つきハンバーグ、いもコロッケ 豆ソース添え、パリーふう とりごはん、リヨンふうトマト、ストロガノフ、キスのピカタ、エビとコーンのチャウダー、ミラノふう一口カツ、白身の魚のポーランドふう、かきのピラフ、えび入りクリームスープ、かにのピラフ、豚肉のトマト煮、舌ひらめのから揚げごはん、あさり・ソースのスパゲチ、クィックステーキ、ジャワふうカレーごはん、マカロニと揚げ魚のいためもの、いかのカツレツ、ロシアふうポークカツレツ、リヨンふう魚料理、ドイツふうロールキャベツ、二つのカツ（玉ねぎの入ったひき肉カツ、チーズを挟んだ一口とんかつ）、レバーステーキ、ポテトスープ ふらんすふう、イタリーふう 魚のフライ、酢キャベツとソーセージ、あなた好みの白身のフライ、鮭のモンテカルロふう、スパゲチ 青じそまぶし、かきとひらめのぶどう酒むし、キエフふう チキンフライ、ミニッツステーキ、トマトブロス、大麦のカレースープ、イタリーふう魚のあみやき、たらのコロッケ、アイルランドふうシチュウ、あじのマリネー、あさりのチャウダー、ボルシチ、スペインふう干だらごはん、ミネストロン、ウインナふう豚肉カツ、とりの白ぶどう酒煮、ミルファンティ、ポークソテー、イタリーふうとりごはん、ベーコンまきかきフライ、スペインふうカレーごはん、とりのホワイトシチュウ、ハンバーグ ベーコン巻き、白いんげんと豚肉のトマト煮　etc...

• 中国ふう
  • すぶた、そら豆と高菜のいため煮、えびの天ぷら しょう油いため、ピーマンと牛肉の細切りいため、きゅうりのおひたし、かき玉子 白身の魚入り、なすのむしもの、こまつ菜の中国ふうひたし、麻婆どうふ、えび入りおこげ料理、きゅうりとなすのいため合せ、揚げだんご、中国ふう とりと野菜のから揚げ、中国ふう 冷やしそば、揚げ鯛の甘酢かけ、大根とニラのいため合せ、太刀魚のこがねやき、厚揚げとたけのこの中国ふう煮こみ、ツァサイと豚肉いため、きゅうりの入ったスープ、中国ふう たのしみそば、骨つき肉のしょう油焼き、中国ふう菜っぱ汁、五目汁、からし菜と白菜いため、豚肉の揚げ煮、イカとわかめのいためもの、ぜんまいと豚肉のいためもの、すいぎょうざ、五目スープ、揚げどうふと野菜の煮もの、いかだんご、白菜の甘酢漬、豚肉とらっきょうのいため合せ、花しゅうまい、揚げ魚の煮つけ、豚肉と豆腐のいためむし、蛤汁、えびだんご、とうふ汁、白菜の揚げ煮、とりの味揚げ、たくあんのいためもの、とり納豆、四◇丸子（にくだんご）、かぶらなべ、白身の魚の揚げ煮　etc...

←函の表紙です♪

「暮しの手帖」70号より連載されていた「ロイヤルホテルの家庭料理」がまとめられたシリーズ…こちらの御本では、四季を追ったお料理、デザート、（簡単にですが）華やかなパーティ料理の提案も愉しめます♪

四季のお料理は、Ａ～Ｕまで、4品からなる 21のコース仕立てで紹介されていて、写真は全てカラー！工程写真も添えられ、作り方の文章もとても丁寧です。
巻末には、料理別/材料別索引も！

下記で、ほんの一例ですが、紹介されているお料理をご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜

• 春から初夏の料理
  • アスパラガスのクリームスープ、トリのソテー ブラウンソース、甘鯛のバタ焼き しめじソース、えびとかぶとクレソンのサラダ、スパゲチ・あさりソース、ハッシュドビーフ、蛤と魚のスープ、ポロねぎとスモークサーモンのサラダ、かきとえびのピラフ、トリのクネルのスープ、チキンレバーのバタいため、小えびのサラダ、チキンのレバー包み マスカットソース、ポークソテー、ウェルシュ・レアビット、グリンピースと小えびのクリーム煮、チキンソテーのブルゴーニュふう、いちごとムスリーヌ etc...

• 夏から初秋の料理
  • トマトのクリームスープ、さわらのベーコン巻き、なすのグラタン・ムサカふう、ほたて貝のソテー・カレーソース、にんじんのスープ、豚のむし煮、スパゲチのホワイトミートソース、ブロッコリーのテリーヌ、ビーフシチュウ、きのこと魚のから揚げ、チキンライス、アスピック６種、トリとトマトのスープ、トマトのムース、ドライカレー、きゅうりの冷たいスープ、そら豆のスープ etc...

• 秋から冬の料理
  • かぼちゃのスープ、きのことベーコンのサラダ、ラムのカレー煮、ブリオッシュとえびのクリーム煮、赤ピーマンのババロア、ほたて貝のバタ焼きニースふう、豚肉の白ソースのはさみ揚げ、野菜のペイザンふう、舌びらめのマスタード入りソース、アサリのチャウダー、トリのパセリづつみ、イタリアンサラダ、牛肉のビール煮、キャベツとソーセージのぶどう酒煮、カリフラワースープ、ひらめのオリーブ焼き、ポークボールのコーンフレークス焼き etc...

• デザート
  • いちごのムース、ひき茶入りタピオカプディング、プラムのシチュウ、フルーツスープ、あんずとクリームのココット、カスタードプディング etc...

• パーティのおてつだい　女のひとのお集りに / 男のひとの多いときに
  • キャベツボール、コールドサーモンとアスピック、プラムのベーコン巻、まるいカナッペ 四角いカナッペ、フォンデュブルギニヨン etc...

←函の表紙です♪

大阪「生野」のご主人 小島信平さんが、「暮しの手帖」33号（昭和31年2月）～97号（昭和43年9月）に連載された285種のおそうざいの中から、201種が厳選されまとめられた１册です。

小島信平さんは、「吉兆」出身で懐石料理の名手として知られる方ですが、こちらの御本にまとめられているのは、春夏秋冬の旬の素材、日本全国入手しやすい安価な素材を用い工夫された、ごはんのおかずにぴったりなおそうざいばかり！

ほとんどのレシピに“いの一番か味の素”が用いられていて、それだけ化学調味料が家庭に蔓延していたんだなあと驚いたり、また、小島さんがお好きなのか、それともまだお豆腐屋さんが地域地域にあった時代、卯の花（おから）は頻繁に食卓にのぼる食材だったのか、卯の花を用いたおかずが多く目を惹いたりと、時代の移り変わりが感じられるところも、とても感慨深い読み応えです。

写真は全てモノクロームですが、工程の写真も多いです♪巻末には、料理法別、素材別のインデックスも！
ちなみに、グラビアからオフセット印刷に改訂された版にも、初版のあとがきが掲載されていますよ。

下記で、ほんの一例ですが、紹介されているおそうざいをご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜

• 春
  • たけのことわかめとふきのたき合せ、牛肉のやはた巻、なまりのなんばんふう、大根と糸こんにゃくのいため煮、なっとう汁、ひき肉のあられだんご、豚肉の酢みそあえ、なまりめし、たけのこのつけ焼き、ぜんまいの卯の花まぶし、なまりとひじきの煮しめ、高野どうふのおらんだ煮、こんぶとふきのつくだ煮ふう、そうざいふう魚すき、青豆のうにたまご、白身の魚のちり酢あえ、うろぬきごぼうのいためだき、なまりとふきのわさびじょう油あえ、カリフラワーと豚肉の木の芽あえ etc...

• 夏
  • あじとじゃがいものかき揚げ、豚のくわ焼き、ごぼうめし、いわしの甘酢かけ、焼きなす、にしん昆布、山芋の冷やし汁、あじのきゅうり酢、きゅうりのあんかけ、さばの酒むし、なすの上方焼き、もつのみそ煮、あじときゅうりのごま酢びたし、とり肉入りかぼちゃ、あじのうの花押し、とりとこんにゃくの冷やし作り、しいたけ丼、いわしの甘酢煮、たちうおのごま酢みそあえ、いわしのしそ煮き、あじのはかたおし etc...

• 秋
  • 木の葉カツ、とうがんととりの吉野汁、とうふのフライ、あじのおろしだき、いかの生干し、月見まんじゅう、豚肉の生じょう油あげ、いいむし、いかと椎茸のなっとうあえ、冬瓜のカレー汁、さんまのしょうが煮、ずいきののりまぶし、塩さばのうの花まぶし、里いもと厚揚げの鮭みそあえ、とり入りとろろ汁、さつまいもといかの煮き合せ、ふくろばす、椎茸のたらこあえ、かますの酢じょうゆ焼き、うにごはん、揚げパンのおろしまぶし、さばのあらだきふう、こいものうにあえ、厚揚げのうら表あえ、アラと焼きどうふの田舎ふう etc...

• 冬
  • 豚肉と水菜のからしあえ、にしんと大根のたき合せ、塩さばのままかりふう、しそごはん、大根ととりだんごの煮こみ、たか菜といかのいりつけ、切干し大根と厚揚げの煮しめ、とうふのハンバーグふう、こいもととりの照り煮、豚肉のおろしだき、いかと椎茸の塩辛あえ、ぶりと大根のなべ、ぶりてき、野菜とレバーの煮しめ、おろし餅、ぶりのかす汁、とろろのかげん酢、さつまいもとぶりのあらだき、甘鯛のむしもの、かきどうふ、ひろうすのおろしだき、いかのわさびあえ、豚と大根の角煮ふう、白菜のしのだなべ etc...

←函の表紙です♪

昭和32年から「暮しの手帖」とのお付き合いを重ねてらっしゃる「王府」戰美樸さんが、「暮しの手帖」に連載されたお料理をまとめてくれた１册です♪

炒めるだけ、揚げてあんやタレをかけたりからめる etc... 料理別（調理法別）の索引が詳しくてとてもユニーク！主材料別の詳しい索引も参照できます！

また、全てのお料理で盛り付け完成のカラー写真が参照でき、工程写真もほとんどがカラー写真となっています。

下記で、ほんの一例ですが、紹介されているお料理をご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜

• 紹介されているお料理の一例
  • 官保明蝦（えびの天ぷら甘辛炒め）、ピーマンと牛肉の細切りいため、骨つき豚肉のしょう油煮、あさりと玉子の炒めもの、枝豆のニンニクいため、野菜をのせた焼きとり、セロリの中国ふう、れんこんのひき肉炒め、ふた色かき玉子、中国ふうサラダ四題（揚げなすのニンニクしょう油かけ、うどとトリのサラダ、豚肉のピーマンソースかけ、他）、大根とアサリのスープ、トリのささみのあんかけ、はるさめのサラダ、冷麺四題（蒸しなす、揚げ魚とかまぼこ、えびとトリで、麻醤麺ふう）、からし菜とたけのこの味揚げ、魚のニラスープ、ほたてと椎茸の辛味いため、にらとしらたきのからし酢あえ、ご馳走の炒飯、揚げえびのにんにく風味、ちんげん菜と牛肉の炒めもの、つーるーめん、アジの中国ふうあんかけ、砂肝のから揚げ、めん三題（じゃあじゃあめん、ピーナッツバタの冷しそば、にらたまそば）、小なすのえび団子、わんたん二つ（スープわんたん、酢じょう油わんたん）、ポテトの酢豚ふう、ひき肉とうずら玉子の辛煮、白菜の甘酢炒め、肉ぞう煮、豚肉とつけ菜のしょう油むし、ニラのおひたし、トリと甘栗のうま煮、ぎょうざ二つ（焼きぎょうざ、水ぎょうざ）、とうふの中国ふうあんかけ、白菜の揚げ煮き、鯉の丸揚げ、五花肉と春雨の煮もの、あられすいとん、アスパラガスの中国ふうおひたし、中国ふう とりの丸煮、青菜のクリーム煮、牛肉とカリフラワーのうま煮、中国ふう茶わんむし、大根とにんじんのしょう油漬け、中国ふう揚げ菓子、あんまん/肉まん、えびのあまから煮、ふわふら玉子中国ふう、えびの揚げパン、とりもつのしょう油いため、豚バラ肉の亀甲蒸し、中国の甘酢漬け二つ（白菜で、きゅうりで）、中国ふう とりなべ、中国ふう煮しめ、北京風おかゆ（豚肉とツァサイのおかゆ、魚と貝のおかゆ、他）、骨つき肉の香り揚げ、揚げおこげ ホタテ貝と椎茸のあん、とうもろこしと白味の炒めもの、冷やしどり 二つのソースで、かぼちゃの豚肉あんかけ、じゃがいもの細切りいため、両面焼きそば かにの塩味あん、えびだんご、じゃがいもの飴だき　etc...

←函の表紙です♪