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ただいま流通中です >2018年5月現在
大森由紀子 *著
海老原俊之 *撮影
高橋貴子 *デザイン
中野和美 *イラストレーション
柴田書店
2001初版・2002.3版 / 26×18.5 / 119p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜s3-20-2 ]
フランス菓子・料理研究家で、菓子と惣菜の教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」主宰の大森由紀子さんが、フランスの地方ごとに、家庭でつくられてきたおそうざい(郷土料理)とお薦めワインを紹介してくれた1册です。
その地方ならではの名産品や身近で収穫できた食材を工夫して 家庭でつくられ、フランス人の毎日を支えてきた おそうざいは、素材の持ち味が生かされ、シンプルで作り方も簡単だけれど毎日いただきたい美味しさ♪
取り上げられている地方は、 ブルターニュ、ノルマンディ、北フランス、アルザス、ロレーヌ、ロワール、ブルゴーニュ、イル・ド・フランス、オーヴェルニュ、アルプス、リヨネ、南西部、バスク、プロヴァンスで、
まずは、「おそうざいが よりおいしくなる地方のお話」として、各地方の歴史や人々の気質、特産物や名物料理などが、大森由紀子さんのフランスでの体験を交えて紹介されています。
続いてお料理のレシピ♪
フランスを旅していて出逢ったお料理、現地のシェフから教わったお料理、フランスでの修業中まかないで供されたお料理 etc... 現地でのエピソードも盛りだくさんで紹介されているお料理は、例えば…
ドレッシングをかけていただくブルターニュ版ブイヤベース「コトリアッド」、
とびきりの質を誇る ノルマンディの乳製品とカルヴァドス酒を活かした「鶏肉のオージュ谷風」、
北フランス特産のビールで煮込む「カルボナード」や、 ビールと相性抜群!隣国ベルギーの影響を受けブリオッシュ生地を台にしたキッシュ「フラミッシュ」、
アルザス特産のシャルキュトリーを活かした「シュークルート」や、現地で大人気のスナック「タルト・フランべ」、
専用の陶器型をパン状の練り粉で密閉し じっくりコトコト煮込んだ「ベッコフ」、
ロレーヌ名物の「キッシュ・ロレーヌ」や ロレーヌ版ポトフ「ポテ」、
ロワールの名物料理リエットの仲間でより手軽に作れる「リヨン」、
特産のワインを活かした ブルゴーニュの名物料理「コック・オー・ヴァン」「ブッフ・ブルギニョン」、
パリで特に春の季節に作られる煮込み「仔羊のナヴァラン」や、シュー生地のニョッキで作るグラタン「ニョッキ・パリジャン」、
オーヴェルニュ地方の町ル・ピュイ特産のレンズ豆で作る「豚肉のレンズ豆煮込み」、
スイスに近いアルプス名産のチーズとじゃがいもを活かした「グラタン・ドーフィノワ」「タルティフレット」、
ラングドック地方にあるニームの名物料理「ブランダード」、
バスク特産のバイヨンヌの生ハムを活かした「ピぺラド」や、海産物が豊富なバスク版ブイヤベース「チョロ・バスク」、
プロヴァンスの名産品オリーブ油やトマトを活かした「ラタトゥイユ」(一旦別々に火を通してから合わせるこだわりレシピ♪) 「牛肉のプロヴァンス風」 「ピストゥースープ」etc... !
また、各章ごとに おすすめのワインも紹介されていて、1,000~2,000円台を中心にしたお手頃価格のラインナップが嬉しいところ♪
他、フランスの地名、都市名も参照できる地図や、材料別 index (牛肉/豚肉/鶏肉/仔羊肉/魚貝/野菜・卵/豆/チーズ/粉もの・パン)もあります。
エッセイや、レシピに添えられたお料理の紹介、上記でご紹介した 各地方ごとのお話など読みごたえもあり、フランスの豊かな風土と人々の毎日の営みから生まれたフランス郷土料理の魅力を味わえる1册となっています。
どうぞご堪能ください.:*・゜
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「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪