赤い蝋燭と人魚

赤い蝋燭と人魚

小川未明 *文
酒井駒子 *絵
小宮山博史 *タイトルレタリング
日下潤一+後藤あゆみ *ブックデザイン
トムズボックス *編集
偕成社
2002.1 初版 / 19×19 / 49p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef16-8 ]

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小川未明さんの名作を、酒井駒子さんの素晴らしい感性で描き切った、限りなく哀しく、限りなく美しい1册.:*・゜

同一人物なのに、心優しくもなり、一方で欲に駆られて鬼のようにもなってしまう人間の“業”の恐さ、怖ろしさ... そして、子どもをこの世に産み落とした母親の情念の強さが胸に迫ってきて、まるで暗い闇の中で“ちらちらと”炎を燃やす蝋燭の火のように、いつまでも心の奥底に余韻がくすぶり続けるような、そんな読み心地です。

赤ちゃんの時からお世話して育てたその手で、人魚の女の子の腕を掴み、香具師に売り渡そうとするお爺さんの手の大きさ、子どもの幸せを願って人間の世界に産もうと心に決めた母親の表情... どの絵も印象的で、はっとさせられるようなメッセージを孕んでいます。
どうぞご堪能ください.:*・゜

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ただいま流通中です >2018年6月現在

きつねのかみさま

きつねのかみさま

あまんきみこ *作
酒井駒子 *絵
ポプラ社 / 絵本・いつでもいっしょ9
2003 初版・2004.7刷 / 23×23 / 24p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef16-7 ]

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おやつを食べ終わった時に、公園になわとびを忘れたことに気付いたりえちゃん…弟のけんちゃんと一緒に探しに行くと、なわとびはなく、風にのって子どもたちの愉しそうな笑い声が聞こえてきます。お友達が遊んでいるのかな?と声のする方へ歩いていくと、こぎつねたちがなわとびで遊んでいて…!

主人公のりえちゃんがおしゃべりするように語ってくれるお話は、なんともいえず優しくて、心が弾んでほわん!とあったかくなるような読み心地です♪
また、りえちゃんやけんちゃんの表情、こぎつねたちの表情が、なんともいえずかわいらしくて、特に笑顔は、眺めているだけでつられてニコニコしてしまうような極上の笑顔.:*・゜
どうぞご堪能ください.:*・゜

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