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出版社品切れ または絶版 となっています >2019年4月現在
吉森碩哉 *撮影
中央公論社 / 暮しの設計195号
1990.4 初版 / 30×21/ 160p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf2-195 ]
台湾は台南の実業家・邱家の長女として、大変な食道楽で知られたお父様の薫陶を受け お育ちになり、料理研究家としてご活躍されていた 臼田素娥さんが、お嬢さまの幸世さんと共著で上梓された 「暮しの設計」シリーズ…最後の御本となったようです。
ちなみに、臼田素娥さんは、実業家・経営コンサルタント・作家で、食道楽で食味随筆でも知られた邱永漢さんのお姉さまでもあり、邱永漢さんの奥様も同様に、「暮しの設計」シリーズより、お料理本を上梓されています。
“食べて覚えた味を基に工夫して自己流に”“ごく手近にある材料を使っておいしさを追求すること”を料理の基本姿勢とされていて、香港や台湾の一流どころで召し上がったお料理・友人宅でおもてなしされたお料理が工夫された一品、そして、お父様の傍らで召し上がっていた 邱家のお料理などが、前菜、肉料理、魚介料理、野菜料理、漬けもの、卵料理、豆腐料理、スープ、飲茶、麺料理、ご飯ものと、盛りだくさんで紹介!
日本で入手しやすい食材を用いた日本の家庭でつくることが配慮されたお料理がほとんどで、洋風など時代や流行りが取り入れられたお料理や、日本人向けお料理教室用にお漬物も工夫されています♪(うま味調味料が用いられているお料理もあります)
レシピには、お料理にまつわる臼田素娥さんの思い出話や、中国語のお料理名の意味、以類補類(類は類を以って制す~例えば、肝臓が弱っていれば肝臓を食すれば良い etc...)など中国の人たちの食への考え方など、エッセイも添えられていて読みごたえがあり、お料理の出来あがりを左右する大切な工程にはコツもしっかり書き添えられているのが嬉しい1册です!
また、「四季のおもてなし料理」として、この本で紹介されている単品料理を組み合わせ、“一汁四菜”にデザートを加えた、ちょっとしたお客様にもお出しできる四季の献立例も紹介されています♪
他、「中国料理・調理法のポイントとコツ 手近な材料で素早くおいしい料理を作るのが理想」として、‘切り方も味のうち’と言われるくらい大切な食材の切り方、炒めもの、揚げもの、あんかけ、煮もの、油焼き、蒸しもの、和えもの、スープのコツ、中華鍋など道具のお話やお手入れ方法が紹介、
「上手な献立のたて方と、食器の話 もてなし料理にもなる“一汁四菜”のすすめ」、「中国料理の独特の風味をいかす調味料と香辛料、そして料理の幅を広げてくれる特殊材料の上手な使い方」など、読みものも充実です!
下記で、紹介されているお料理をほんの一例ですがご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜
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「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪