ニュースタンダードディッシュ/長尾智子 | 食と暮らしの古本屋＊eclipse plus

ニュースタンダードディッシュ

長尾智子 *料理と文
日置武晴 *撮影
高橋みどり *スタイリング
牧野伊三夫 *イラストレーション
中村善郎 *デザイン
柴田書店
1997.7 初版 / 20×20.5 / 132p
ソフトカバー
[ 商品番号Ｎ゜s3-29-6 ]

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長尾智子さんによる初めての御本です♪

柴田書店の編集者の方による文章かと想いますが、カバー裏表紙袖にある文章が、長尾さんのお料理の真髄を素晴らしく伝えてくれているので、まずご紹介させていただきます！

“不思議な料理を作る人だ。みんなが知っているおいしさ、シンプルさではなく、だれも気づかなかったおいしさ、シンプルさを知っている。身近な食材を、えっ？とおどろく異色の掛け合わせで変身させてしまうひらめきと想像力は、天賦の才か探求心の賜物か。さまざまな文化圏の味をひょいひょいとつまんで鍋に入れ、さっとひと混ぜしたかのような異文化混成食（ハイブリッド・フード）。ひとたびその料理を味わうと、わが身に起こったすばらしき体験をほかの人にも伝えたくて、たまらなくだれかに作ってあげたくなる――そんな気持ちにさせられる。”

…もう本当にその通りなんです。
名文すぎて、他にもうご紹介の言葉はいらないなあと思うのですが、あえて他にこちらの御本についてお伝えするとすれば、疲れていて、お料理する気分になれない時でも、とりあえずこれなら用意できそう？…そんな気遣いが感じられるところが、読んでいて、眺めていて、なんだかほっとできる１册です♪

また、“食材から料理を選ぶ”インデックスに加えて、大食いした次の日はカロリー控えめに、時間がなくてもすぐ作れる、しょうゆ味のものが食べたい、ほっとする味、作りおきしておきたい（冷蔵/冷凍表記あり）、ワインのお供に etc... “目的にあわせて料理を選ぶ”ユニークなインデックスや、“よく食べる友人たちをもてなす”“酒呑みが来る日”“今日はベジタリアンになる” etc... テーマごとに、紹介されている単品料理を組み合わせたおすすめ献立コーナーも！

他、ご飯の炊き方や長尾さんの常備食材、エッセイも愉しめます♪

下記で、ほんの一例ですが紹介されているお料理をご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜

ご飯を炊いてテーブルにつこう
- ガルバンゾ　レモンご飯と焼きトマト
- ターメリックライスとチキンカレー炒め
- たこライス
- ピーナッツキャベツご飯とセサミチキン
- ハーブ鯛飯
- 菜の花カレーご飯　　etc...

とにかく野菜が食べたい…というときに
- 長芋のソテー
- ラタトゥイユ
- れんこんとアンディーヴの白いサラダ
- 焼き野菜とクスクスのサラダ
- キャベツの白ワイン煮
- きのこのソテー・・・ときどき赤ワイン煮
- 昆布大根　　etc...

どんなわがまま気分にもこたえてくれるメインディッシュ
- ポークビーンズシチュウ
- クミンチキン
- ミートボールの貝柱スープ
- かますの素揚げ
- スモークのまねごと・・・鮭の場合/豚肉の場合
- いわしのごましそ焼き
- オリエンタルローストチキン　　etc...

つかれたら　まいったら　ほっとひと息入れましょう
- スペシャルなハーブティー
- ２種類のすぐできるサンドイッチ　ハムサンド/マンゴーのオープンサンド
- きびもやしご飯
- あさりとするめスープ
- ヴァンショー・・・または風邪ひきのワイン
- フルーツのティーブレッド
- 梅干しのスープ　　etc...