ゼラルダと人喰い鬼

ゼラルダと人喰い鬼

トミー・ウンゲラー *著
たむらりゅういち * あそうくみ *訳
評論社
1977年9月初版 / 31×24 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e1-2-74-1 ]

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森に住むゼラルダは、お料理が大好き!6つになるまでには、煮たり、焼いたり、揚げたり、蒸したりできるようになり、お料理本も読んだりして、日々お料理研究に余念がありません♪

一方、町では、子どもをさらう人喰い鬼が出没!ふるえあがった親が子どもたちを隠したので、人喰い鬼はお腹がペコペコ!食べるものといったら、おかゆや冷たいジャガイモしかありません。

ある日、お父さんのお使いで町へやってきたゼラルダを見つけた人喰い鬼は、食べる気まんまん!…でしたが、あまりにも腹ぺこであせった人喰い鬼は、足をすべらせ気絶してしまいます。

人喰い鬼の噂を知らない心優しいゼラルダは、腹ぺこの行き倒れかと想い、持っていた農場の作物でお料理を作りますが…!

ゼラルダの作るお料理のあまりの美味しさに、人喰い鬼は子どもを食べることを忘れてしまい、ゼラルダをお料理係としてヘッドハンティングするというまさかの展開!
申し出を受けたゼラルダは人喰い鬼のお城で腕をふるいますが、この絵本の見所はなんといっても、ゼラルダの作る美味しそうなお料理の数々です♪

豚の丸焼き、マスの燻製ケイパーそえ、ガチョウのレバーのパテ パイ皮くるみ、キノコのジェリー 仔牛のカツレツのせ、ポンパーノ・サラ・ベルンハルト... そして、一度絵を見たら忘れられない“七面鳥の丸焼きシンデレラ風”!!

森の家では、作ったお料理を食べてくれるのはお父さんひとり。
一方、お城には、大ぐらいの人喰い鬼、そして、宴会にやってくる仲間たち... 食べてくれる人がいっぱいいいて、水を得た魚のようにお料理を楽しむゼラルダの幸福感が、ご馳走の数々から伝わってくるようです♪

驚きのラストは、トミー・ウンゲラーさんらしいブラックな仕掛けもありますよ♪
どうぞご堪能ください!

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