かめのスープはおいしいぞ

かめのスープはおいしいぞ

アンドレ・オデール *文
トミー・ウンゲラー *絵
池内紀 *訳
ほるぷ出版
1985初版・1992.10刷 / 28×22.5 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜sf15-6 ]

sorry... sold out

わにのワーウィック』を手掛けたトミー・アンゲラー&アンドレ・オニール氏コンビによるシリーズ本。ベオウルフと、その甥のクロムウェルが登場します。

『わにのワーウィック』では、スコットランドからやって来た‘いとこワニ’に困らされていたお人好しの2匹のワニ達ですが、今作ではなんと、友達の亀をスープにして食べようともくろみます。『わにのワーウィック』で、“友だちを 食べるなんてとんでもない”とか、“やさいスープしか飲んでおらん”と言っていたのに、一体どうしたのでしょう( ! )。

亀をなんとか、スープ鍋に放り込もうと、2匹のワニ達は一生懸命!そんなワニ達を見て、悪だくみに気付いたのは、『わにのワーウィック』でも大活躍だったさるのアルビココ!!
2匹と1匹の知恵の応酬と、そんなことに全く気付かず遊びに夢中な呑気者の亀…ドタバタ喜劇が始まります☆

やっぱりどこかお人好しで間抜けな2匹のワニ達が憎めないこのシリーズ!

読んでいてちょっと思ったのですが、上梓された年は、翻訳版と同じく海外の元版でも、『わにのワーウィック』『かめのスープはおいしいぞ』の順番となっていますが、もしかしたら、お話のクロニクル的に言うと『かめのスープはおいしいぞ』『わにのワーウィック』の順番かもしれませんね。
何故なら、悪だくみを考えていた間中、2匹のワニたちは、亀を放り込んで食べようとぐつぐつ野菜スープを煮込んでいるのですが、結局亀を放り込むことはできず、ラストで亀抜きの野菜スープを食べるはめになります。
でも、どうやらその美味しさに目覚めたらしく、それぞれ20回と45回(!)もおかわりしていますから♪

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在

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