食と暮らしの古本屋 eclipse plus

栄養学的にも優れ、応用のバリエーションも広く、そして美味！
ありがたいことだらけのアーモンドですが、あまり食材として毎日の食卓に活かせていない方も多いのではないでしょうか。
こちらは、アーモンドを用いたお料理を、「お菓子」「西洋料理」「中国料理」「日本料理」の４ジャンルごとにバリエーション豊かに紹介した１册。レシピの説明も丁寧で、マンネリ化しがちな毎日の献立にすぐに役立ちそうなお料理がいっぱいです！

例えば、チュイル、アーモンドクリーム巻きクレープ、オムレツのアーモンド揚げオニオン添え、虹ますのムニエルアーモンドソースがけ、手羽先のアーモンド揚げ、大根のパイ、芝えびとソフトアーモンドの炊き込みご飯、じゃがいものアーモンドみそソースなどなど。

また、タイトル通り優雅な雰囲気で、時にユーモアも交えながら語りかけるように綴られているアーモンドについての文章は、さながらアーモンド大辞典！

まず「はじめのアーモンド」では、世界の歴史におけるアーモンドの発祥、そして日本との関わりの発端と変遷、「お化粧アーモンド」ではアーモンドが香料・化粧品として活躍してきた歴史、「スパイスアーモン ド」では、昔、お料理のアクセントとしてアーモンドが利用された古い例、「お菓子のアーモンド」ではお菓子作りにおけるアーモンドの歴史や逸話、マジパンの作り方なんかも載っています。「ジーンズの国のアーモンド」では、アメリカとアーモンドとの関わり、他「アーモンドのプロフィール」など盛りだくさん。巻末では、アーモンドミルク、たれの作り方などの基本的なレシピも紹介されています。

アーモンドを用いたお料理はもちろんですが、アーモンドに関するさまざまな知識まで、まとめて読むことができるというのが嬉しい１册。アーモンド博士になれそうです♪

桜の花にとてもよく似ているというアーモンドの樹がクロスステッチされたエプロンがデザインされている装幀も、とても素敵ですので、どうぞお楽しみに！（裏表紙には、エプロンの後ろのリボンが結んであったりして、また可愛らしいですよ）。