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出版社品切れ または絶版 となっています >2023年4月現在
内田保 *撮影
中央公論社 / 暮しの設計229号
1997.4 初版 / 30×21 / 128p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf2-229 ]
食通で知られる開高健氏夫人で、美味しいエッセイでもファンの多い詩人の牧羊子さんが文章を寄せられ、中国の薬膳家庭料理が紹介された1册。
お料理は、「銀座アスター本店」が担当…
野菜料理、鶏肉料理、魚料理、海老料理、貝料理、黒豚料理、デザートと カテゴリー分けして紹介されていて、それぞれのレシピには、栄養のお話、食材のお話も とても詳しいです。
特に野菜料理に落花生油が使われているレシピが多く目を惹きますが、油も、おなじみの胡麻油はもちろん、大豆油などさまざまに使い分けられ、調味料も おなじみのオイスターソース、豆板醤、甜麺醤、XO醤、豆◇(トウチ)、紹興酒から、芝麻醤、香醋、白腐乳、沙茶醤、汾酒、鹹魚など珍しいものまで…!
薬膳料理ということで、枸杞、松の実、菱の実、スパイス、漢方が使われているレシピもあります。
専門店ならではの高級な食材が用いられたお料理もありますが、家庭で気軽に挑戦できるお料理もいっぱい!
見た目も美しく、食欲を誘ってくれるお料理の設えも参考になります.:*・゜
ほんの一例ですが、紹介されているお料理を下記でご紹介していきますので、どうぞご覧ください♪
なお、こちらはお料理はもちろんのこと、本のタイトルに冠された牧羊子さんのエッセイにもご注目!
「目もと涼しく」「のどごし滑らか」「頭は冴えて」「こころ明かに」「おだやかに 爽やかに」「気が充たす 鎮静と旺盛」「ひらいて 結んで 手を拍って」「足どり軽く」と ユニークなタイトルで、“旬のなりものから恵まれる 気の効用”のお話、高度成長時代を突き進み バブル崩壊後の日本が陥った“食の安全性”のお話、食材の精気のお話、獣油・魚油・植物油のお話 etc... 物理化学を修められた詩人でいらっしゃる牧羊子さん独特の語り口がとても印象的です!
他、「本号で使用したおもな調味料と油の解説」「健康と深く結ばれた中国茶」の紹介も♪
“いい料理とは、食欲と味覚を満足させるだけでなく、体力と健康を増進し、気力を充実させるもの”…そんな食することの原点を、お料理の紹介が美味しく、そして牧さんのエッセイが少し厳しく、改めて思い起こさせてくれる1册となっています.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2023年4月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪