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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在
山本明義、他 *撮影
中央公論社 / 暮しの設計212号
1993.8初版 / 30×21 / 160p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf2-212 ]
バルセロナのレストランで修業後、スペイン全土をゆっくりと旅行され、1986年 吉祥寺に「ドス ガトス」をオープンされた オーナーシェフ高森敏明さんが、パエリャやトルティージャだけではない“スペイン料理”の魅力を、家庭でも楽しめるよう伝えてくれた1册。
ちなみに、店名は“2匹の猫”という意味で、バルセロナ修行中によく訪れてらっしゃったという伝説のカフェ「クアトロ ガトス」(4匹の猫)にちなんでいるそう…こちらは、オープンされてから 7年ほど経った1993年、ちょうど バルセロナオリンピックの翌年に上梓されています。
「受け継がれてきた家庭料理の味」「異なる気候風土・歴史・産物が、独自の料理を生み出してきた地方料理」「タパスはバルの味」「野外で楽しむスペイン料理」とカテゴリー別に紹介されている お料理のレシピと紹介は、なにより当時まだ珍しかった 本格的なスペイン料理を知ってもらいたいという意気込みに溢れていて、スペイン修行時代の経験や思い出もたっぷり盛り込まれ、とても読みごたえがあります。
また、例えば干だらなど、日本に同じ食材があっても スペインのものとは同じ味にならない食材を“スペイン料理”に仕立てる工夫があったりするところも参考になりますし、塩豚の作り方(ドライ / ウェット)、スペイン料理のための基本(サルサ・エスパニョーラ / 肉のブイヨン / 魚のブイヨン / アリオリ / ロメスコ / トマトソース / シャンファイナ)など基本のスープやソースも丁寧に充実♪
他、「スペイン・歴史の中にみる食文化―庶民の食生活の流れをたどる」「肉のうま味が凝縮したスペインの生ハム ハモン・セラーノとスパイスの風味がきいたチョリソ」「スペイン人の食生活に欠かせないオリーブオイル・にんにく・サフラン・パプリカ(ピメントン)・パセリ」「料理をおいしくいただくためのワイン、カヴァ、シェリー 食前酒・食中酒・食後酒―高森シェフのおすすめ」「知っておくと役立つスペインのレストランの話(フォーク数で表示されるレストランの格付けや、ランク別それぞれのメニューの見方・楽しみ方など♪)etc... 読みものも大充実!
逢坂剛さんの寄稿「目下、ごひいき」もあります♪
地方料理の特色の紹介も詳しく、スペインの食文化への理解をも深めてくれる充実の1册… 下記でカテゴリーとお料理をほんの一例ですがご紹介していきますので、どうぞご堪能ください.:*・゜
他、巻頭では、「太陽をいっぱいに浴び、陽気にサングリアで乾杯。にぎやかに飲み、しゃべり、料理をつまむ。これがスペイン流」「カードをしながら、カヴァでのどをうるおし、カナッペをつまむ。ときには、こんなゆったりとしたスペインの夜も味わい深い」として、スペインの素敵な暮らしをイメージしながら愉しめるメニューも8品紹介されています♪
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪