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ただいま流通中です >2018年6月現在
藤井まり *著
和西小牧 *レシピ協力
山本裕美 *取材*文
tenten graphics *装幀*デザイン*イラストレーション
安田裕 *撮影
北舘明美 *スタイリング
河出書房新社
2008.11 初版 / 26×18.5 / 95p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf19-7 ]
鎌倉の精進料理店「不識庵」店主で、20年以上に渡り精進料理塾「禅味会」も主宰してらっしゃる 藤井まりさんが、日本の年中行事の “祝い膳”を季節の野菜たっぷりで紹介してくれた1册。
旦那様が 禅僧でいらっしゃったとのことで、お料理は禅門の精進料理となっていて、道元様が書かれた「典座教訓」のなかにある「喜心・老心・大心」の教えを基本に“野菜の命を無駄なく、人の命に移しかえる”心が込められています。
紹介されているお祝いの御膳は、
お正月のおせち、お雑煮、七種粥、小正月、節分、
春は、雛祭り、春のお彼岸、お花見、端午の節句、母の日、父の日、
夏は、七夕、土用の丑、お盆、
秋は、重陽の節句(菊の節句)、十五夜、秋のお彼岸、新嘗祭、
冬は、冬至、大晦日。
また、「旬の食材で作る、もてなし膳」として、 春はたけのこ、夏は茄子、秋はきのこ、冬は白菜尽くしの御膳、他、「乾物で作る祝い膳」も愉しめ、その季節ならではの旬の食材とその効能を 有難くいただく心と共に、年中行事の意味なども添えられていて、勉強になります♪
甘いものや「祝い膳にふさわしいドリンク」の紹介もあり、
お料理は例えば、卵を使わない だし巻き卵風の寄せ豆腐、お砂糖を使わずオリゴ糖を用いた黒豆煮、 華やかで見た目も愉しい エンゼル型で作る押し寿司ケーキ、大豆の旨味とコク・栄養もたっぷりの呉汁、かぼちゃを器にした華やかな一品・かぼちゃの蒸し物、精進風ビシソワーズ !? の豆乳冷汁、意表をつく組み合わせ!なめこといちじくのおろし和え、乾物のコクと食感を活かしたベジ餃子 etc...♪また、じゃが芋の蒲焼き丼や湯葉の海老フライもどきなど、もどき料理も愉しめ、お豆腐や乾物の活用法もいっぱい!
ちなみに、肉、魚、卵、乳製品などの動物性素材はだしのかつお節なども含め一切使われていなくて、甘みは お砂糖は黒砂糖が(好みで) 一品に使われているのみで、他は オリゴ糖とはちみつが用いられ、お塩で甘みがひきたつようなレシピとなっています。
他、精進料理をおいしく作る基本として、昆布だしの取り方(煮出した昆布でつくる佃煮の作り方も♪)、干し椎茸だしの取り方(干し椎茸を小1時間ほどで戻せる裏技も♪)や、 野菜の下ごしらえについて、よく使う調理法のコツ、ごまのお話や乾物のお話・戻し方、おすすめ調味料の紹介なども♪
節々のお祝いはもちろん、普段の食卓にも…
下記で紹介されているレシピをほんの一例ですがご紹介していきますね。
どうぞご堪能ください.:*・゜
ただいま流通中です >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪