『おいしい若草物語』おはなしつき料理の本
ルイザ・メイ・オルコット作 『若草物語』『続若草物語』をもとにして

『おいしい若草物語』おはなしつき料理の本

グレッチェン・アンダーソン *料理編集
カレン・ミローヌ *さし絵
鶴田静 *訳
文化出版局
昭和62年4月初版 / 21.5×15.5 / 94p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜sf11-6 ]

sorry... sold out

19世紀のアメリカ東部を舞台に、個性豊かなマーチ家の4人姉妹の日常が生き生きと描かれた『若草物語』とその続編『続若草物語』…自らの哲学を実践するお父さんと、夫を尊敬して支えるお母さん、喧嘩もするけれどとっても仲良しのジョー・メグ・べス・エイミーの生活は、家族が皆それぞれを思いやって愛しみあう様子が感動的で、心があったかくなるお話。
毎日の食卓はもちろん、特別な日のご馳走など、食べ物やお料理が印象的なシーンもたくさんありましたよね。

こちらは、そんな『若草物語』『続若草物語』から食べ物やお料理が印象的なシーンがピックアップされ、さらにそのレシピが楽しめる1册!

例えば、クリスマスの特別な朝食を貧しい家族へと運ぶシーンからは、「そば粉のパンケーキ」や「あらびき粉のおかゆ」、お隣のローレンスさんが姉妹たちにクリスマスのご馳走を用意してくれるシーンからは、「ボンボン」や「パウンドケーキ」、風邪をひいて休んでいるお母さんの為に朝ごはんを用意するシーンからは、「ふわふわオムレツ」や「ふくらし粉のビスケット」など…。
…お話を読んだ時のドキドキ感や感動を、懐かしく思い出される方も多いのではないでしょうか!

驚いてしまうのは、この本のレシピは、料理が趣味の9歳の女の子が学校の課題をきっかけにまとめたものということで、19世紀後半ごろのお料理の本から作り方を集め、1つ1つを実際に試してみて一番美味しかったものを選び出したとのこと。
訳者の鶴田静さんも、全部のお料理を試されたとのことですが、作り方も簡単で、素朴ながら美味しいとのお墨付きですよ♪
また、イラストレーターのカレン・ミローヌさんは、‘生活博物館’で働いていた経験があり、昔の暮らしの技術を学んだ方とのこと。当時の生活風景や道具が精緻な点描画で生き生きと描かれたイラストは、お話の印象そのままの明るいピンク色でページにふんだんに盛り込まれ、彩りを添えています。

お話ももう一度ご一緒に、どうぞお楽しみください!

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在

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