メアリー・ポピンズのお料理教室

メアリー・ポピンズのお料理教室

P・L・トラヴァース *作
メアリー・シェパード *さし絵
モーリス・ムーアベティ *料理監修
鈴木佐知子 *訳
石黒紀夫 *装丁・レイアウト
文化出版局
1977年4月初版 / 22×16 / 135p
[ 商品番号 N゜sf11-3 ]

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家の人たちはみんな出掛けてしまうし、肝心のばあやまでいなくなってしまうなんて!一体全体1週間も、どうすればいいの?
でも大丈夫。バンクス一家にはメアリー・ポピンズがついています!
もちろん子ども達もお手伝い。小さなバーバラだって「あたちも!」と名乗りを挙げます。

おとうさんもおかあさんもばあやまでいないなんて!
子ども達はいつもとは違う冒険がはじまりそうな予感に、なんだかわくわく…。

そんな1週間のお留守番の様子が、お話と献立で。
サブタイトルにある通り‘おはなしつき料理の本’となっています。

お話のあとは、メアリー・ポピンズのお料理ノートをちょっと拝見!という趣向で、ルーズリーフのカードをめくっているような洒落たデザインのページに、一日のうちで一番のご馳走をお昼にたっぷり食べていた頃の伝統的なイギリス家庭料理のレシピがたくさん紹介されています。

例えば、「ごちそうになるもの」では、アイリッシュ・シチュー、羊飼いのパイ、ランカシャー風ラムの煮込み、ローストビーフ、「つけ合せとソース」では、ダンプリング、ヌードルのバターあえ、焼きトマト、ヨークシャー・プディング、「パン」では、ウェルシュ・レアビット(チーズトースト)、星の形のジンジャーブレッド、「お食後になるもの」では、あんずのピューレ―、グーズベリーの生クリームあえ、トライフル、バターつきパンのプディング、「ケーキとクッキー」では、エンゼルケーキ、王さまのケーキ、さかさまケーキ、「飲みもの」では、エッグフリップなど。

レシピに添えられている「メアリー・ポピンズよりひと言」や、メアリー・ポピンズならではでしょうか、お子さんと一緒にお料理をする際のアドバイスなども、とても参考になりますよ。

Information

上記の文化出版局版は、出版社品切れ または絶版 となっています >2020年10月現在

2014年に、アノニマ・スタジオより、『台所のメアリー・ポピンズ おはなしとお料理ノート』として改訂版が上梓されています!
アメリカで2006年に復刻された版を新訳した新装版で、挿絵がカラーになっている他、内容も文化出版局版とは所々異なっているようです。

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