Information
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
松尾晋平 *監修
武田雅子 * 鵜野ひろ子 *共訳
井上絵美 *料理制作
中川昌彦 *撮影
白木なお子 *スタイリスト
山口書店
1990.4 初版 / 24.5×24.5 / 69p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf10-3 ]
静かでストイックな佇まいの中に激しい情熱を秘め、生涯で1775篇もの詩を遺したといわれるエミリー・ディキンスン嬢。
世俗的な成功よりも、詩の純粋な完結の方を強く願った彼女の詩は、生前世に出たのがわずかに10篇だったというのが本当に信じられないくらい、今日ではアメリカを代表する詩人となっています。
30代半ばよりほとんど家の敷地から出ることなく、いつも白い服を着て過ごしていたなど、謎に包まれた神秘的なイメージが強いエミリー嬢ですが、生前は、詩人としてよりむしろ、ライ麦入りインディアンブレッドやジンジャーブレッドの名手として知られていたとのこと。
また、花や詩を添えて友人にお菓子を贈ったり、レシピを交換したりするのが好きで、レシピを記した紙の裏やその辺にある紙袋に詩を書き留めておくこともあったとのこと!
こちらは、神秘のベールに包まれていたエミリー嬢がとたんに身近に思えてくるようなそんな素敵なエピソードが盛りだくさんで、その上、エミリー嬢の詩やレシピも愉しめるお料理本…エミリー嬢の詩がお好きでお菓子作りやパン作りがお好きな方に、ぜひお楽しみいただきたい1册です。
本の構成は、2部構成となっています。
この本は、“ディキンスン・ハウス”のガイドさんたちによって書かれた原本を元にしているとのことで、第一部では、その原本の文章とレシピが、ディキンスン・ハウス所有のエミリー嬢の生活で使われていた品々と共に紹介されています。
第二部は、日本語版のために付け加えられた章で、エミリー嬢の詩が楽しめ、元版のレシピの問題点と改良後のレシピが紹介されています。
紹介されているレシピは下記のとおりで、☆印のものは、改良版が付け加えられているものです。
ちなみに、こちらの日本語版は、訃報で叶わなかったものの入江麻木さんとの共著でと考えられていたとのこと…自家製のお菓子をバスケットに入れて、2階の部屋から庭にいる子供たちに降ろしてあげていたというエミリー嬢のチャーミングな一面と、入江麻木さんの夢のあるお料理を重ねてオマージュが捧げられているのも、最後に心に響く1册となっていますよ.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪