ジェイン・オースティン料理読本

ジェイン・オースティン料理読本

マギー・ブラック * ディアドレ・ル・フェイ *著
中尾真理 *訳
晶文社
1998.2 初版 / 25.5×19 / 166p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜sf10-1 ]

sorry... sold out

『分別と多感』『高慢と偏見』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『説得』『ノーサンガー・アベイ』……決して多作ではないけれど、今なおしっとりと心に響いて私たちを魅惑する佳作たちを世に送り出してくれたイギリスの女流作家ジェイン・オースティン嬢――彼女の作品は、彼女が属していた同時代の中流・上流階級の暮らしを舞台に、生き生きと繊細に描かれています。
では、その暮らしを彩っていた食卓はいったいどのようなものだったのでしょうか?

こちらは、ジェイン・オースティン嬢がその短い生涯を過ごした1775年から1817年ごろ、ちょうどジョージ王朝時代から摂政時代にさかのぼるイギリスで饗されていた料理のレシピと、ジェイン・オースティン嬢の作品と書簡に観る食の風景を伝えてくれるとても素敵な1册です。

収められているレシピは、ジェイン・オースティン嬢にゆかりの深い2人の夫人が収集して個人で製本していた手書きのレシピ集と、当時の著名な料理本から選ばれた76品。
“おっとりと綴られた”当時のままのレシピはもちろんのこと、再現可能な現代版レシピが併記されているのが嬉しいところです。

当時のままのレシピは、電気もガスもなかったという技術面でも現在とは随分違いがありますし、また、ジャガイモもトマトも珍しく一般的ではなかったなど、食材面でも随分違っていて、残念ながら再現という点では難しい面があるのですが、例えば「ブレッドプディング」のレシピに観られるように、リズム感良くユニークな詩で覚えるレシピなど楽しいものもあり、もちろん、料理の文化史を辿る上ではとても読みごたえのあるものとなっています。

現代版レシピの方は、材料に関しては、日本では入手が困難なものもありますが、とても分かり易く解説されているので、作ってみたくなる実用的なレシピとして楽しめる感じとなっていますよ♪

ジェイン・オースティン嬢の作品にも観られるように、当時の富裕な階級の人々にとって、お客さまを贅沢な“コース”でもてなしたり、自家製の珍しい食べ物を贈りあったりと、社交は暮らしにおいてなにより大事なこと…この本からは、そんな豊かな暮らしの文化の在り方までもが、伝わってきます。

英国の豊かな家庭料理を知るためのお料理本として、西洋の料理の歴史や文化史を知るための本として、そしてもちろん、ジェイン・オースティン嬢の作品をより深く堪能するためのサイドブックとして、どうぞお楽しみください!

  • 目次
    • はじめに
    • オースティンの時代の社交と暮らし
    • 作品と手紙にみる食卓
    • マーサ・ロイドのレシピノート
    • 家族のお気に入りの一皿
    • 友人をまねいて
    • ピクニックとおよばれ
    • 貯蔵室の手作りの味
    • パーティと夜食
    • 訳者あとがき
    • 本文引用文献・参考文献(文中にも、参考文献が挙げられています♪)
    • 料理名索引
  • 帯に書かれているおもな料理
    • 鴨のロースト
    • 子牛のフリカンドー
    • 子羊の香草焼き
    • ステーキとジャガイモの壷煮
    • 海老のバター風味
    • 牡蠣のシチューとローフ
    • 舌平目のワインソース
    • アスパラガスのイタリア風
    • ハーブプディング
    • マッシュルームのフリカッセ
    • オニオンスープ
    • 夏のえんどう豆スープ
    • カレースープ
    • アップルパイとアップルパフ
    • ナポリビスケット
    • カスタードとシラバブ
    • ジンジャーブレッド
    • 社交集会用ドロップケーキ
    • アーモンドチーズケーキ
    • クラシックなマフィン
    • マーマレットとヴィネガー
    • レモンのミンスミート
    • ジンジャービール 
    • ニーガス酒
    • オレンジワイン etc...

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在

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