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出版社品切れ または絶版 となっています >2019年5月現在
「オーボンヴュータン」河田勝彦 *著
日置武晴 *撮影
高橋みどり *スタイリング
有山達也(アリヤマデザインストア)*アートディレクション
柴田書店
2011年5月初版 / 26×19.5 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜s5-p-1-2 ]
東京は世田谷・尾山台の名店「オーボン ヴュータン」のオーナー・パティシエ河田勝彦さんが、本格的なフランス菓子でありながら家庭でも作れそうなお菓子を、工夫・アイデアと共に届けてくれたお菓子作りの御本です♪
タルト生地などの基本を始め、全てのレシピで丁寧な工程写真が参照できるのでとても分かりやすく、ワンポイントのアドバイスがとても勉強になります。
いただく頃合いのお話、プロならではのひと手間もとても興味深く、焼き菓子において“粉に火を通す”ことの大切さがどれほどのものか、改めて感得できる読み心地!
紹介されているお菓子は下記でご紹介していきますが、例えば…
ラム酒でコクを出し、タン・プール・タンを使うことでカトル・カールのような同割のレシピを実現、卵の性質を利用したお花のような形がかわいく、ザクザクした食感も愉しめる「サブレ」、
ゆで卵の黄身を“粉”として捉え、コクをプラスしながら、サクッとした軽快な食感も愉しめる「サヴォワのサブレ」、
バターを入れずサラダ油を使い、全卵も使う珍しいレシピ♪たくさんのアーモンドで風味とコクをアップさせた「チュイル・オ・ザマンド」、
アパレイユにビールが入っているところが珍しい「リンゴのクラフティ」、
パリのホテル・ヒルトンでシェフ・パティシエを務められていた頃にスペシャリテとして出されていたという、スパイスと塩が効いた「タルト・ポティロン」、
他、初めて作られたという「スウィート・ポテト」なども愉しめますよ♪
レシピの素晴らしさはもちろんのこと、材料に良質なものを使って欲しい、「おいしく焼く」という哲学・意識を持って焼いて欲しいという前書きのメッセージからも、河田さんのお菓子作りへの姿勢が伝わってくるような読み心地で、読み終わった後、簡単・シンプルという意味かな?と想っていた“簡素なお菓子”というタイトルが、もっと深みを湛えて胸に迫ってくるような、そんな1冊となっています。
どうぞご堪能ください.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2019年5月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪