食と暮らしの古本屋 eclipse plus

絵本を描きながら４人のお子さんを育て、バーモント州に広大な“地上の楽園”を創造…絵本のみならず、昔ながらの心豊かな暮らしぶりや素晴らしいガーデニングにもファンの多い ターシャ・テューダーさんの暮らしを 四季を追って紹介してくれた１册。

まずは 序文で、ターシャさんの世界を撮り続けてらっしゃる写真家のリチャード・ブラウン氏がその魅力を詳しく紹介、そして、春夏秋冬のターシャさんの暮らしが、美しい写真はもちろん、イラストやスケッチ、絵本の抜粋なども紹介されながら、ターシャさんご自身の言葉で綴られています。

お庭創りの愉しみ、大好きな花について、ユニークな子ども時代のお話、1830年代の暮らしへの憧憬について、お気に入りの本のお話、コーギー犬への思い、人形劇の思い出、家庭内宗教であるスティルウォーター教のお話、“シマリスの巣のように居心地がいい”お家のお話、お料理のお話、手仕事のお話、雪について、絵本作家であることについて、ドールハウスのお話、ファッションやアンティークドレスのコレクションのお話、自給自足について、一人暮らしについて、クリスマスや年中行事について、日々の暮らしの中で 慈しんでらっしゃるものや 心なぐさめられているものについて etc...

楽しいことばかりでなく悲しみや苦しみ...さまざまなことを経験されてきたターシャさんですが、ご自分に正直で前向きなところが本当に素敵.:*・゜率直でユーモアに溢れた話しぶりには、元気や勇気をもらえます！

なお、こちらは初めて日本で訳されターシャさんの暮らしが紹介された１册でもあります。
その後、ターシャさんの暮らしが紹介された本は、お庭や 手仕事、ドールハウス、コーギ犬、スケッチブック、お料理本 etc... テーマをしぼってたくさん上梓されていますが、こちらはオールラウンドで、ターシャさんご自身の言葉が添えられて まとめられ、美しい写真やイラストも盛りだくさんで愉しめるので、ターシャさんのことを知るためのまず初めの１册としてもお薦めです♪
どうぞご堪能ください.:*・゜