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ただいま流通中です >2018年4月現在
バーバラ・クーニー *さく
かけがわやすこ(掛川恭子) *やく
ほるぷ出版
1987 初版・1995.12刷 / 21×27 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜kf23-5 ]
春に咲く、ルピナスの花をご覧になったことはありますか?
‘ルピナスさん’と美しい花の名前で呼ばれるようになった女性がいました。
幼い頃に、大好きなおじいさんに憧れて夢見たのは、遠い国へ行くこと、そして歳をとったら海のそばの町に住むこと――その夢を聞いて、おじいさんは言うのです。
“もうひとつ、しなくてはならないことがあるぞ。世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ”
ルピナスの花は、すくっと真直ぐに立って、凛とした趣きが感じられる花です。
夢を叶えるために、年齢を重ねるごとに自分らしく生き、ついにはおじいさんとの約束の答えまでも見つけ出したルピナスさんは、まさにそのニックネームの通りの女性。生き方を、花のイメージに託した表現が、美しいですね~*
また、「世の中を美しくする」というと、あまりにも大層なことのようですが、このお話から伝わってくるのは、とても身近なメッセージ。
世界中を旅したというルピナスさんですが、最後に辿り着いた答えは、自分の住む村をルピナスの花でいっぱいにして皆の目を楽しませるということだったのですから!
ルピナスの花の色そのままの美しいパステルカラーが目を惹く絵も、お話をさらに美しいものとしてくれていて、端正でストイックでありながら、柔らかな優しさが感じられるのは、板に水彩+色鉛筆という独特の画法ならではの効果でしょうか。
ラストで、ルピナスさんは、次の世代の子どもたちに、自分がおじいさんに教えてもらった人生で大切な約束を、伝えています。
…ことばで、そして、ルピナスさんが種をまいて育てたルピナスの花を通して.:*・゜
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「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪