食と暮らしの古本屋 eclipse plus

ある日、大きなパルメザンチーズを見つけたねずみのジェラルディン…友だちに手伝ってもらって隠れ家に運び、分け前をちいさな歯で切り出していくと、不思議なことに、チーズがフルートを吹くねずみの彫像になります。そして、夜になると美しい音色を奏でるようになって.:*・゜

それまで“音楽”を聴いたことのなかったジェラルディンは驚いて、音楽にすっかり魅了されてしまいますが、お腹をすかせた友だちにチーズをちょうだいと言われて…彫像をこわしたくないジェラルディンは、一体どうするのでしょうか！

不思議な展開に驚きますが、音楽の素晴らしさがとてもよく伝わってくる素敵なお話♪
うっとりと音楽に聴きほれるジェラルディンから、なにか大切なことを教えてもらったような、そんな読み心地です♪
どうぞご堪能ください.:*・゜

屋根裏に住むねずみの夫婦は貧しくて、ひとり息子のマシューに大きな望みを持っています。でも、マシューは大きくなったらなにになりたいか、まだ分かりません。
そんなある日、学校の授業で初めて美術館へ行ったマシューは、絵の素晴らしさに感動して、絵描きになることを夢見るようになりますが…！

夢を持ったとたんに、いつも暮らしていたわびしい屋根裏が“魔法のように”変わり始め、目にするもの全てが輝いて、やわらかくなめらかに見え、遠くから音楽が聴こえるようになる…心の有り様で世界が一変するシーンは、何度読んでもとても感動的.:*・゜

ちょっと気持ちが落ち込んでいる時、なにかに迷っている時に読むと、元気をもらえるような読み心地です♪
どうぞご堪能ください.:*・゜