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『けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ』…出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
J・ロッシュ=マゾン *作
山口智子 *訳
堀内誠一 *画
福音館書店
1973初版・1992.30刷 / 22×15 / 91p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef22-16-1 ]
子リスのゲルランゲは11匹兄弟の末っ子、“すこしなまけもので、たいへんごうじょうでしたが、とても元気で、ひょうきんで、すばしこく、おまけに、かわいい、ぬけめのない顔つきをしていましたから、だれでも、すきにならずにはいられません”…そんな子です。
子リスたちはおばあさんリスと一緒に仲良く暮らしていましたが、ゲルランゲが食後のお掃除の当番をいつもさぼるので、とうとう皆が怒ってしまって…。
すると意地っぱりのゲルランゲは、「おそうじはおぼえたくないや」と繰り返して外へ家出をしてしまいます。そして、ひどく気がふさいだまま歩いていると、足をふみはずして、すとん!と落ちたのは、なんと狼の背中の上☆
ゲルランゲは一体どうなってしまうのでしょうか?
初めは怖く描かれている狼、でも「おそうじをおぼえたくない」というゲルランゲのあまりの強情っぷりに気押されて、途方に暮れ、だんだんと狂言廻しの役になっていくところが、とても面白いです。
また最後に、かわいらしいおばあさんリスが、機転を利かせ、狼や他のゲルランゲを食べようと待ち構えていた動物たちをやっつけてしまうところも爽快!
ほんとうにファンになってしまいそうな素敵なおばあさんリスです♪
お話もとても楽しくできていますが、堀内誠一さんの絵がまた、お話にぴったり!筆でささっと描いたような線で、見事に自然や動物たちの‘感じ’が表現されています。カラーもきれいです。
そして、やっぱり特にご注目いただきたいのはゲルランゲの表情☆
愛嬌があってはしっこそうで、なんともいえず強情そうな顔が、とってもかわいらしいですよ。
J・ロッシュ=マゾン *作
山口智子 *訳
堀内誠一 *画
福音館書店
1974初版・1999.6刷 / 22×15 / 96p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef22-16-2 ]
『おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ』の続編です。
前作より大きくなったゲルランゲは、ますます強情になって騒々しく、その上いばりんぼにもなってしまった様。そんなゲルランゲに我慢できなくなったリス族は、ゲルランゲに結婚をして落ち着くよう言い渡します。
すると、ゲルランゲは皆がびっくりするほどあっさり結婚を承諾しますが、大人しく受け入れるはずはもちろんなく、とんでもない条件を出してきて!
皆をからかって命令から上手く逃げようとしたゲルランゲ、計画は上手くいきそうに見えましたが、どうやらお嫁さんリスの方が一枚も二枚も上手だった様☆
前作では、狼たちをてんてこまいさせたゲルランゲが、今度はてんてこまいさせられる番となります( ! )。
前作でおばあさんリスが活躍するのと同様、今回はお嫁さんリスが活躍!
作者は女性なので、ひょっとしたら女性がいっぱい活躍するお話を書きたかったのかもしれませんね。
お嫁さんリスの賢そうな表情がとてもかわいらしいこのお話、どうぞ前作と併せてお楽しみください♪
『けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ』…出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪