とりのクリスマスツリー

とりのクリスマスツリー

フランス = ファン = アンロー *文
ヤープ = トル *絵
朝倉澄 *訳
水野プロ *装丁
辻村益朗 *レイアウト
講談社
昭和46年2月初版 / 29×22.5 / 34p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef15-15 ]

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大きな町に住む少年マルクが、クリスマスを楽しみにしています。クリスマスのお休みには、静かな森に囲まれた大好きなおばあちゃんのお家に行けるのです!

おばあちゃんもマルクが来るのを楽しみにしていますが、マルクへあげるプレゼントをどう工面しようか、心を痛めています。
今年はとても寒くて、森の動物たちが食べ物を探せなくなり、みんなにパンをあげるためにお金を使ってしまったからです。

おばあちゃんの事情を聞いて、プレゼントにケーキではなく、クリスマスツリーをもらうことに決めたマルクは、素敵なもみの木を買ってもらいますが、もみの木の飾りを買うお金まではありません。

ところが、クリスマスの日、おばあちゃんから食べ物をもらっていた小鳥たちが、数珠繋ぎにした赤い実やぶなやかしの実をくわえて、クリスマスツリーに集まってきて…!

クリスマスの日に起きた素敵な奇跡が描かれた、オランダの絵本です♪

フロッタージュの技法で描かれているのでしょうか…子どもの頃の遠い記憶、心象風景が、ぼんやりと描かれたような…淋しいような、けれど、なんだかふわふわと柔らかいような、不思議に味わい深いイラストです。

色とりどりの小鳥たちと、たくさんの木の実に彩られたクリスマスツリー!
しかも、この素晴らしいツリーは、心の優しい人にしか見えません。
何故なら、日頃、動物をいじめている子どもがツリーのある部屋に入ると、小鳥たちはいじめっ子を見たとたんに、窓から逃げてしまうからです!
心の優しさがテーマになっているところも、クリスマスの絵本らしくて、いじめっ子たちがすぐに改心するところも可愛らしくて微笑ましいです♪

どうぞご堪能ください.:*・゜

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年12月現在

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