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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
フランチシェク・フルビーン *作
イジー・トゥルンカ *絵
千野栄一*訳
ほるぷ出版
1984初版・1994.9刷 / 26×20 / 64p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef12-4 ]
仲良く暮らしていたおじいさんとおばあさんが亡くなった後、世話をしてくれる人がいなくなって途方に暮れていた庭が、ある春の日見つけたのは、花から生まれた花むすめ。
友だちの小鳩からいろいろなことを教わりながら、花むすめは庭と一緒に楽しく暮らしていました――ある冬の夜、冬婆が現れるまでは。冬婆は冷たい冷たい心で花むすめをこきつかい、とうとう庭から引き離してしまいます。
花むすめは冬婆を怖がり、森の中で哀しみの内に過ごしていましたが…。
タイトル通り、歌うようにリズム良く語られるお話は、始めはあまりにも理不尽でどうなることかと思いますが、ラストはちゃんとハッピーエンドなのでご心配なく!
最後に冬婆を消してしまったこと、冬婆がとても苦手なことというのが、心の中に暗い闇を入り込ませない方法としてのある種のシンボルとして描かれているのがとても印象的で、さわやかで深い余韻を残します。
文章は、絵本にしてはボリュームがありますが、リズムにのって軽快に、だんだん読み進めるうちに、歌うように声に出して読みたくなってくるような感じ♪
絵はパステルと水彩でしょうか、優しい繊細な深みのあるタッチで見事に自然が描かれていて美しいです。
また、文頭のタイポグラフィが飾り文字になっていてとってもかわいくて凝っていたり、文章の合間に花々の絵などがちょこっと入っていたりして楽しませてくれますよ。
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪