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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
ヤン・アルダ *作
イジー・トゥルンカ *絵
保川亜矢子*訳
ほるぷ出版
1984.7 初版 / 24×17 / 36p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef12-3 ]
おくりものをしておばあさんを喜ばせたいと思い町へ出掛けたおじいさんは、行きすがら偶然お金持ちの商人を助けることになり、たくさんの金をもらいます。早速急いで家路についたおじいさんはしかし、その金を途中で出逢った人々と次々に物々交換していきます。
そして最後におばあさんに持ち帰ったおくりものとは…?
はじめは、チェコ版わらしべ長者みたいなお話かな?と読み進めていると、まず驚くのは最後に残ったもの、そしてなんといってもおじいさんが家についてからのおばあさんとの会話!
こういう結末は、なかなか殺伐とした現実では難しいだけに、なんというか心が温かくなって、とても幸せなほんわかとした気持ちになれます。
また、語り口も話しかけるように優しくて、ほのぼの.:*・゜
絵は、グアッシュとパステルでしょうか…地味な色使いで木版画のような重厚なタッチ、でも同時に手芸のような手仕事のぬくもりも感じられます。
おじいさんやおばあさんの服装から見て季節は春~夏ではないはずですが、ひまわりやたんぽぽなど、特におじいさんとおばあさんの家の周りに黄色い花が目を惹くように反復して描かれているのは、きっとおじいさんとおばあさんの仲の良さ、暖かさのシンボルとしてではないかと思います♪
末永く仲良くお付き合いしたい大切な人に、気持ちを込めて贈りたくなるような1册となっていますよ。
なお、この絵本は、1953年にトゥルンカ氏自身により「おじいさんの物々交換」というタイトルで平面アニメーション化されているようです。
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪