粉がつくった世界

粉がつくった世界

三輪茂雄 *文
西村繁男 *絵
福音館書店 / たくさんのふしぎ33号
1987.12 初版 / 25×19 / 40p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜e1-4-6 ]

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“粉”がどれだけ、現代の私たちの食や暮らしを支えているのか、また、歴史の中で活躍してきたのかを、さまざまな視点から教えてくれるというユニークな切り口の児童書…初期「たくさんのふしぎ」の1册です。

人間はまだ洞窟に住んでいた頃から、そのままでは食べられない固いものを粉にして食べたり、絵の具を作ったりと、粉を利用していました。
ヨーロッパ文明の進展には、小麦を粉にした小麦粉が大いに関係していましたし、日本でも、戦国の歴史を変えた鉄砲の火薬の需要で石ウスが普及…その後の文化に大きな影響を与えたそう。

石ウスのしくみやさまざまなツキウス、現代の工場で使われているというボールミルのお話など、粉を作るための道具についても詳しいです。

ゴミ処理や、工場でつくられるさまざまな製品にも粉にする技術は活かされていて、私たちの暮らしはとても便利だけれど、でも、便利なだけでなんでも粉にしてしまうのはどうなのかな?…そんな問題提起もありますよ☆

Information

1992年に傑作集化されていますが、いずれも出版社品切れ または絶版 となっています >2023年8月現在

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