いっぽんの鉛筆のむこうに

いっぽんの鉛筆のむこうに

谷川俊太郎 *文
坂井信彦 ほか *写真
堀内誠一 *絵*レイアウト
福音館書店 / たくさんのふしぎ 創刊号
1985.4 初版 / 25×19 / 40p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜e1-4-3 ]

sorry... sold out

1本の鉛筆が私たちの手元に届くまでを調べてみたら、一体何が見えてくるでしょうか?
“いっぽんの鉛筆のむこうに”見えてくるさまざまな人生を、鉛筆が出来上がる工程と共に紹介してくれる、どこか懐かしくあたたかな1册です。

舞台は、なんとスリランカの鉱山から始まります。
鉛筆に使う黒鉛を採掘しているポディマハッタヤさんの日々の仕事ぶりや信条、家族との生活、ちょうどこの本の対象年齢位でしょうか…かわいいお子さんも紹介されています。

所変わって、舞台はアメリカ合衆国へ。
山中で、鉛筆の本体に使う木を伐採しているきこりのランドレスさんや、伐採した木を製材所へ運ぶトラック運転手のトニーさんが、毎日の驚くべき食事の量( ! )や家族との生活を通して、活き活きと紹介されています。

製材所を経て、材料の木が日本へと運ばれます。
次に登場するのは、木を運ぶコンテナ船のコック長・シップさん。
船内の一日のメニューと共に、船乗りの生活、なかなか会えない家族からの手紙などが紹介されています。

さて、日本に届いたコンテナは、トレーラーに積み込まれます。
その運搬車の運転手は高橋さん。7才のお子さんのお父さんです。

そして、いよいよ鉛筆の材料が、鉛筆工場へと到着します!
紹介されているのは、塗装部門で仕事をしている大河原さん。大家族で暮らす3人のお子さんのお母さんでもあります。
鉛筆が形作られる工程も面白いですね~*
出来上がった鉛筆は、文房具店へ。 小学校の近くで15年文房具店を営んでいる佐藤さんが紹介されています。

たった1本の鉛筆だけれど、数えきれないほど多くの人たちの力を経て手元に届いているんだなということが、人の温もりと共にあたたかく伝わってくる素晴らしいルポタージュです。

また、巻末には、西條八十さんの詩「なくした鉛筆」が掲載されていたり、裏表紙に至るまで冴え渡っている堀内誠一さんのアートワークも素敵☆

毎号ユニークな視点で、自分について、世界について、考えを深めるきっかけをくれる「たくさんのふしぎ」創刊号にふさわしい1册となっています.:*・゜

Information

1989年に傑作集化され、ただいま流通中です >2018年6月現在

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