風はどこからくるのだろう

風はどこからくるのだろう

吉野正敏 *文
夏目義一 *絵
福音館書店 / たくさんのふしぎ 61号
1990.4 初版 / 25×19 / 40p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜e1-4-1 ]
★ふろく・籔内正幸さん、安池和也さんによる「どうぶつカレンダー」

sorry... sold out

風はどこからくるのだろう~*
春の匂いのする生き生きとした風を感じた帰り道、ふと素敵なタイトルと表紙に惹かれ、手にとりました。

詩的なタイトルですけれど、内容はとても‘科学絵本’な一册です。
風博士とお呼びしたい著者の吉野正敏さんは、戦後間もなく食料不足の頃は農作物の生育の向上に関連して、また、高度成長期には公害による空気汚染に関連して、“風そのものの性質や、風と植物、風と生活”など、風の研究をずっと続けてらっしゃる方。
ちょっと専門的で難しいさまざまな風についてのお話を、小学生にも分かるよう説明してくれます。

雲や木の形から、そこにどんな風が吹いているかが分かるんだよと身近なところの風の観察から始まり、上昇気流と風の関係のお話、海陸風・山谷風など局地風や季節風のお話、地球全体を包むように吹いている貿易風・偏西風・極偏東風・ジェット気流のお話、台風や竜巻のお話、「風袋さま」や「風の盆」など風のお祭りのお話、そして、風車や ほかけ船、風力発電など、風の力を利用した生活の工夫まで☆

その地形上から、春夏秋冬さまざまな風が吹く“風の国”日本。
日本語には、“春一番”や、“花あらし”など、風によっておこる現象を表す言葉も多くて、風情があって良いですよね。
時には、風のメカニズムに想いを馳せてみるのはいかがでしょうか.:*・゜

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在

Menu

食 food
暮らし life
エトセトラ etc
料理、食にまつわる雑誌バックナンバー 暮らしの雑誌バックナンバー 特集の本棚index 著者別本棚index
お家で眠っている本たちお譲りください ご連絡のとれないお客さまへ
    

Blog

ブログ「Proof of the pudding」へ

「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪

続きを読む