クリスマスのものがたり
フェリクス・ホフマン *作
しょうのこうきち *訳
福音館書店
1975年10月初版 / 22×31 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e1-2-43-2 ]
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聖母マリアさまへの天使のお告げ(受胎告知)から、イエスさまの誕生、羊飼いの奇跡、星の導きで誘われた三賢者の祝福、ヘロデ王の殺戮、エジプトへの逃避行まで... イエスさまの生誕とキリスト教の起源が、「マタイの福音書」と「ルカの福音書」を元に描かれた物語絵本.:*・゜
文とイラストを手掛けたのは、スイスの絵本作家フェリクス・ホフマンさん…クリスチャンである福音館書店の編集者・松居直さんの依頼で、日本の子どもたちのために描いてくれたそうで、ホフマンさん最後の作品としても忘れ難い1冊です。
厳かな雰囲気と静謐さに満ちたイラストは、歴史上の重大な出来事を伝える緊張感に溢れていて、とても見応えがあります。
また、聖画で、聖母マリアさまのアトリビュートとして描かれる青色のマントを想わせる美しい青色がとても印象的にぺージを彩っています。
母となり、イエスさまを抱くマリアさまの手の表情も素晴らしいです.:*・゜
どうぞご堪能ください.:*・゜
The key to the treasure is the treasure
あるはれた日、天使ガブリエルがマリヤにあゆみより、こういいました。「おめでとう、マリヤよ。わたしは神のことばをつたえにきた。あなたは、おとこの子をうむだろう。その子を、イエスとなづけよ。その子は、大いなるものとなり、やがては、ひとびとの救い主となるだろう」
マリヤは、こたえていいました。「どうして、そんなはずがありましょう。わたしはまだ、けっこんしていませんのに」
しかし、天使はいうのでした。「神には、なに一つ、できないことはない」
こころのすなおなマリヤは、天使のことばを、そのとおりしんじました。
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