Information
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在
エルサ・ベスコフ *作*絵
石井登志子 *訳
青山涼子 *描き文字
徳間書店
2003年6月初版 / 31.5×22 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e1-2-35-4 ]
“おひさまがおか”と呼ばれるかわいらしいお家に住む3人の兄妹たちが、自然の中で伸びやかに夏を謳歌している様子が描かれた、スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフさんによる2冊めの絵本です♪
“おひさまがおか”には、豚や鶏やひよこがいて、子ども用の畑もあり、みんなでお世話しています。
マロニエの木陰にあるブランコやシーソーで遊んだり、牧場に出掛けてミルクをくれる牝牛に挨拶をしたり、森に出掛けて内緒の場所で野イチゴをたくさん摘んだり、湖で水遊びしたり、木立の中でかくれんぼしたり、夏至のお祭りで踊ったり…!
北欧の人々が待ちに待った明るい夏!貴重な太陽の光を享受できる季節への喜びが、子どもたちの無邪気で幸せな日々を通して、伝わってきます.:*・゜
穏やかで優しい線描とやわらかな色で描かれたイラストは、素敵な植物の飾り枠で彩られ、兄妹の真ん中の女の子がそっと読者に語りかけているような可愛らしい文章が添えられています♪
ラストは、まだ空が明るいうちに、「おやすみなさい」の時間がやってきます。白夜です.:*・゜
装幀が黒を基調としているからでしょうか…ページを開くとなおさら、ページに描かれた緑溢れる自然と夏の明るさ、子ども時代のキラキラした時間がまぶしく感じられます.:*・゜
どうぞご堪能ください!
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在
エルサ・ベスコフ *作
石井登志子 *訳
ベネッセコーポレーション
1991年1月初版 / 22×28 / 28p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e1-2-35-3 ]
森のほら穴に住む妖精は、ダンスが大好き!
春は「ようこそ おひさまのダンス」、秋は「くるくる まいおちる おちばのダンス」、冬は「はらはら ふりつもる ゆきのダンス」を踊りますが、夏になると、そんなに踊ってばかりはいられません!なぜなら、森の中は楽しいことがいっぱいで、とっても忙しくなるから!!
ある夏の日、妖精が森を探検していると、大きなだいだい色のまるいものを見つけました。
お日様が空から卵を落としたんだ!と思いこんだ妖精は、早速森の仲間たちに知らせ、大騒動になっていきます…!
巣から落ちてしまった小鳥の卵を親鳥に返してあげるようにお日様の卵を空に戻してあげたいと思ったり、お日様の卵が孵って自分たちの森をいつも明るく照らしてもらいたいと想ったり.:*・゜妖精のかわいらしい思いに、なんともいえず和みます♪
物知りの渡り鳥が、これは“おひさまとなかよしのくだもの”で、オレンジというものだと教えてくれて誤解は解け、みんなで草の茎を差し込み、中のジュースを飲むところも楽しい♪
また、妖精が渡り鳥の背中に乗せてもらって、“おひさまのくに”に出掛けるラストは圧巻で、100年以上前、まだ海外旅行なんて夢のまた夢だった時代に、柑橘類がたわわに実る南の国へ出掛けるというのは、北欧に住むエルサ・ベスコフさんにとっても、読者にとっても、どれだけ素晴らしいことに思えたことでしょう.:*・゜憧れが伝わってきます!
…柑橘類をむいた時に、かすかすしている時がありますよね。
がっかりしてしまうところですが、この絵本を読んだことのある人ならきっと、ちょっとがっかりしながらも、妖精がちょっとジュースを飲んじゃったんだなと、この絵本のことを思い出して微笑んでしまうこと請け合いです♪
巻頭では、エルサ・ベスコフさんによる「子どもの頃のこと」というエッセイも愉しめ、子どもの頃、田舎で過ごした夏がどれだけキラキラ輝いていたかを素敵な文章で伝えてくれていますよ。
どうぞご堪能ください.:*・゜
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪