Information
1985年に、ほるぷ出版より、「ほるぷクラシック絵本」として、ももゆりこさんによる翻訳版が上梓されましたが、いずれも出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
The Adventures of Two Dutch Dolls / 二つのオランダ人形の冒険
フローレンス・K・アプトン *画
バーサ・H・アプトン *文
ほるぷ出版 / 複刻 世界の絵本館 オズボーン・コレクション
1981 / 函 22.5×29、本体 22×28.5 / 69p
ハードカバー
[ 商品番号 Ｎ゜e1-2-19-34 ]
画家のフローレンス・ケイト・アプトンさんは、ニューヨークに生まれましたが、1893年に両親の故郷イギリスへ渡り、いつか子どもの本をつくりたいという夢を持っていました。
いくつかの木製のオランダ人形を絵本のモデルにすることは決めたものの、主人公が決まらなかった矢先、伯母さんが、子どもの頃にフローレンスさんが置き忘れた黒い人形を出してくれた為、その人形を“ゴリウォッグ”と名付けて主人公にすることに！
そして、人形たちをモデルに生まれたのが、“クリスマス・イブにおもちゃ屋の箱をとび出してお祭りさわぎをする”『二つのオランダ人形の冒険』のお話.:*・゜
お母さまが韻文で書いた文章に、フローレンスさんが挿絵を描いた母娘合作の絵本です♪
本は出版後、子どもたちに大人気となり、ゴリウォッグを主人公にした絵本はその後1909年まで毎年１册ずつシリーズ化されたそう.:*・゜
ゴリウォッグ・シリーズは人形、文具やゲーム、カードなどのキャラクター商品が売り出されたり、作曲家のドビュッシー氏が、「子どもの領分」の最終曲の曲名にその名を用いたりと、ブームを巻き起こしたことでも知られる、まさにエポックメイキングなシリーズ！その記念すべき最初の１册です。
どうぞご堪能ください.:*・゜
（こちらの紹介文は、『メルヘン・エキスポ 世界の絵本・童話展』を参考に書かせていただきました）
