食と暮らしの古本屋 eclipse plus

「ドーナツ」の反対は？
「ぺちゃんこ」の反対は？
「白い」の反対は？
「７月」の反対は？　　etc...

皆が思いつく真っ当な答えから、思いもよらぬ観点から考えだされた奇想天外な答えまで！“考える”ことの楽しさを伝えてくれたアメリカの詩人リチャード・ウィルバー氏による絵本です。

４人のお子さんたちと、しりとりや なぞなぞのように 言葉のゲームを楽しんだ“ウィルバー家の夕食後の食卓から生まれた”本というところも素敵で、ピューリッツァー賞受賞詩人で桂冠詩人も務められた氏の 数ある詩集のなかでも人気の高い１册とのこと！
どうぞお愉しみください♪

この世のどこにでもあるベッドは、眠るためのベッド、休むためのベッド。
でも、“すばらしいベッド”というのもあるんだよ…それは…！！

のんびり 魚釣りできるベッド、潜水艦ベッドや 宇宙船ベッド、まくらがパンで美味しいものがいっぱい出てくる自動販売機付きの“スナックベッド”、汚しても誰にも怒られない シミだらけのベッド、バードウォッチングに ぴったりのベッド、水を注げば大きくなるポケットに入れて持ち運べるミニミニベッド etc... ！！！

詩人のシルヴィア・プラス女史が想い描く 楽しいベッドの数々が、クウェンティン・ブレイク氏の躍動感溢れる伸びやかな挿し絵（モノクロのペン画）で描かれた素敵な１册です♪

カバー裏表紙袖部分の クウェンティン・ブレイク氏の紹介文には、 “微笑の巨匠”とあり、まさにそのとおりだなと感心してしまいましたが、この本を眺める人のお顔には、きっと微笑みが浮かんでいるのではないでしょうか.:*・゜
どうぞお愉しみください.:*・゜

『時計じかけのオレンジ』で知られるイギリスの作家アントニー・バージェス氏による絵本です♪

野生のアイスクリームが自生するという 「アイスクリームの国」の話を聞いたことがありますか？
チョコ・ピークにモンテ・ピスタチオ、アプリコット・アルプス、グレート・ストロベリーなど、いかにも美味しそうなアイスクリームの山々が連なり、見渡す限りアイスクリームの砂漠や、棒付きキャンディーの森、ヴァニラアイスクリームの浮いたチョコレートソースの湖 etc... みんな大好きなアイスクリームが食べ放題の国です♪

そんな国に出掛けられたらどんなに楽しいでしょう !
でも、夢のような国に冒険に出掛けた“ぼくら”を待ち受けていたものとは… ! ?

以前、Alice の関連本として、同じく バージェス氏による童話 『どこまで行けばお茶の時間』をお届けしましたが、その“怪作”ぶりに比べると、こちらはお子さんでも楽しめそう！でも、例えば砂漠をデザートと掛けたりする言葉遊びは、大人ならではのお愉しみかもしれません♪

まだ未来が果てしなく、冒険が身近なようで、でもとても遠かった子どもの頃を思い出しながら、空想することの楽しさをどうぞご堪能ください.:*・゜

女流画家ジョージア・オキーフ女史の生涯を、その“内面の旅”を通して描き伝えてくれた「伝記絵本」です。

花々や摩天楼、そして、生涯のほとんどを過ごした ニューメキシコの荒野に拡がる骨、砂漠、丘、空 etc... 画家が愛した代表的なモチーフの紹介と共に、魂の声に耳を傾け、自分を譲らずに、澄み切ったまなざしで 世界を見つめ続けた画家の心の声がスケッチされたユニークな伝記となっています.:*・゜