高柳佐知子 *著
フェアリー書房
2008.7 初版 / 22×16 / 96p
ハードカバー
[ 商品番号 Ｎ゜e1-1-17-1 ]
1976年に上梓された『エルフさんの店』と1977年に上梓された続編『トウィンクルさんの店』は、高柳佐知子さんが想う、こんなお店があったらいいなを絵本にしてくれた素敵なシリーズ…こちらは、もう一度読みたい！というたくさんの声を受けて、2008年、２册を１册にまとめた形で復刊された待望の１册です♪
見開きで次々と現われるお店は、ファンタジックで現実にはあり得ないお店から、現実に気の効いた人が始めてくれそうなお店までいろいろ♪
愉しめるお店は例えば…
見たい夢の絵を描いてもらってその絵をベッドサイドに貼ると、必ずその夢を見られるエアリーさんの「ゆめ屋」さん、
物語の中に吹く風から、世界中の風まで、いろいろな風を売っている「風屋」さん、
ひと袋にひとこと、ことばが入っている袋を１年に１度売りに来てくれるトゥインクルさんの「ことば屋」さん、
おままごとのティーセットで小さなお菓子をいただくことができるティールーム「三月屋」さん etc...♪
素敵なお店ばかりで、全部ご紹介したくなってしまいますが、アンやプーさん、メアリー・ポピンズetc... 物語のエピソードもいっぱい鏤められているので、児童文学のお話が大好きな方にもお薦めです♪
イラストも素敵ですが、またお店を紹介してくれる高柳さんの手描きの文章もとっても素敵♪
どうぞごゆっくりお出掛けください.:*・゜
そして、「トウィンクルさんの店」のあとがきは、こう書いています。
―「エルフさんの店」のつづきを描きました。これでお店はもうおしまいにしたいと思います。こんなにたくさんお店を作るとなんだか、なんでもお金を出して買わないと、いいものに出会えないような気がしてしまうでしょう。でも、ほんとうはちがうのよね。
家の中にいても、おもてにでても、春も夏も秋も冬も、空も、木々も、鳥の声も、川も、星も、光も、影も、思い出も、虹も、ことばも、霧も、雨も、みんなただで手に入るものばかりなのよね。―
あとがきより♪
ただいま流通中です >2018年6月現在
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