藤巻あつこの梅料理 和・洋・中
梅のすべてを利用した、オリジナリティー溢れる料理とお菓子

藤巻あつこの 梅料理 和・洋・中

中央公論社 / 暮しの設計158号
昭和59年6月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf2-158 ]

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梅干しはもちろんのこと、さまざまな梅漬け、梅酢、赤じそなど“梅のすべて”を用いた「梅料理」の数々と、その材料となる梅の保存食の作り方が、和・洋・中とバリエーション豊かに紹介された1册。

著者の藤巻あつこさんは本書を振り返り、“斬新な味を発見する冒険のようなものでした”とおっしゃっていますが、脂の強さや生臭みを和らげたり、固いものを柔らかくしたり、風味を良くしたりと、梅は少量でも大活躍!
また、梅のルーツである中国の梅干しにトライしたり、梅を杏に見立てて洋菓子に用いてみたりと、ユニークなアイデア料理の数々が楽しめます。

ちなみに表紙のお料理は、一見梅干しに見えますが、にんじんを梅干しに見立てた可愛らしい「梅干しにんじん」というお料理♪点心や和菓子などお菓子への応用といい、藤巻さんが40年という歳月、どれだけ梅と楽しくお付き合いされてきたかが伝わってくるような読み心地となっています。

また、お料理の他にも、「梅のシロップ漬け」「大福茶」「梅びしお」「梅肉」「梅みそ」「赤梅酢」「天神さまの梅酢漬け」「赤じその梅酢漬け」など、暮らしの中で工夫されてきた梅の楽しみ方が作り方と共に紹介されているのも嬉しいところ!それぞれのレシピに添えられた藤巻さんのコメントと共に、読みごたえもあります。

他、馬晋三氏、志の島忠さん、ホルトハウス房子さんのエッセイや、既製品が紹介された「梅製品のいろいろ」、梅の成分と効用についてなど、読みものもありますよ♪
下記では、紹介されているレシピをほんの一例ですがご紹介していきますね。

  • 上手な梅の漬け方と加工品の作り方
    • 関東干しと赤梅干し
    • ゆかり
    • 藤巻風干し小梅
    • 小梅のカリカリ漬け
    • 冷蔵庫漬け
    • 砂糖漬け
    • 粕漬け
    • 甘酢漬け
    • 梅のピクルス
    • スタッフド梅
    • 藤巻風陳皮梅
    • 藤巻風梅の花びら漬け
    • 漬梅
    • 藤巻風糖漬梅
    • 梅酒
    • 青梅の甘露煮
    • 梅ジャム
    • 梅肉エキス
  • 梅料理
    • 天香梅韻(豚ヒレ肉の梅巻き)
    • 比目酸風(白身魚の甘酢あんかけ)
    • 排骨梅肉(骨付豚ロースの梅蒸し)
    • 酸辣湯(梅干し入りスープ)
    • 梅醋垉菜(梅酢の漬けもの)
    • 小開口笑(ゆかりがけ揚げ菓子)
    • 凍梅木瓜(酸梅湯のパパイヤゼリー)
    • 梅づくし(酒の肴)
    • 菊座かぼちゃと姫たけの梅煮
    • わかさぎの万年煮
    • 煮梅の衣揚げ
    • 梅干しの黒豆汁煮
    • 鶏レバーの青じそ巻き
    • 花の塩漬けと梅酢漬け
    • キャベツの博多押し
    • しそまんじゅう
    • 桜あられとゆかりあられ
    • さつまいものしそ入りあめ煮
    • ひらめのファルシ
    • インドカレーの梅風味
    • ポークソテー梅ソース
    • 梅のタルトレットとトランシェ etc...
  • 巻末の読みもの
    • 真味探究―52 ちまき 辻留 辻嘉一

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2019年4月現在

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