伝統にいきる 京のお菓子 徹底ガイド - 京に住む人がすすめる名菓とお菓子司

伝統にいきる 京のお菓子 徹底ガイド - 京に住む人がすすめる名菓とお菓子司

暮しの設計 伝統シリーズ2号
(暮しの設計118号を改訂、保存版にしたもの)
鈴木宗康 * 大村しげ *監修
中央公論社
昭和56年12月初版 / 30×21 / 156p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜sf2-118 ]

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京都の人たちの暮らしを彩ってきた老舗菓匠の和菓子を、その伝統を踏まえた当時の息吹きと共に生き生きと伝えた充実の1册です。

まずは、京菓子とは何かを考察。
餅菓子、饅頭、羊羹、干菓子、洲浜など…10種の“京菓子”をささえるお菓子を老舗菓匠の代表作から選び、丹念に追っています。
紹介されているのは、川端道喜の「道喜ちまき」、虎屋黒川の「虎屋饅頭」、総本家駿河屋の「煉羊羹」、松屋常磐の「きんとん」、亀屋伊織の「初午狐面」、亀屋良永の「御池煎餅」、植村義次の「洲浜」、亀屋陸奥の「松風」、豆政の「夷川五色豆」、するがや祇園下里の「祇園豆平糖」。

名菓の紹介も大充実です。生風庵の「雪餅」、嘯月の「きんとん」、亀屋重久の「衣笠」、京華堂利保の「濤々」、きぬかけの「洛味」、末富の「うすべに」、亀末廣の「京のよすが」、亀屋則克の「御題菓」などなど。
京都の四季を巡るエピソードや、菓匠の歴史など文章も充実で、お菓子はもちろん、それぞれにパッケージも美しく、目を楽しませてくれます。

気軽なお客様や日々の団らんにぴったりのお茶菓子の紹介もあります。竹露の「里しぐれ」、椿餅甘栄堂の「椿餅」、望月本舗の「望月」、甘泉堂の「水羊羹」、笹屋伊織の「どら焼」、田丸弥の「京の冬」などなど。

他、‘茶店菓子’として、一和の「あぶり餅」、あわ餅所の「粟餅」、長五郎餅本舗の「長五郎餅」、三宅八幡茶屋の「鳩もち」、‘京のおまんやはん’として、ふたば、音羽屋、祇園饅頭、畑野軒などが紹介。

また、折々の所作を詳細に写真で追える‘三千家に学ぶお菓子のいただき方’‘煎茶小川流に学ぶお菓子のいただき方’、お菓子屋さんの地図や、京菓子小辞典、京菓子歳時記などもあります。

「京菓子のあゆみ」「京都人の暮しの中でいきてきたお菓子」「“材料の力”“材料の味”京菓子の味をつくり出す材料と風土」「伝統をはぐくむ菓匠会」「銘々皿と楊枝」「季節を彫り込むお菓子の木型 菓子型彫刻師・野口次良さんを訪ねて」、対談など文章も大充実。
特に、大村しげさんの文章は、京都のことばで綴られているので雰囲気があり、美味しそうな京菓子を眺めていると、すぐに京都を訪ねたくなるような1册となっていますよ。

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在

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