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2014年6月に、SBクリエイティブより、『何度でも食べたくなる、わが家のレシピ ドイツの焼き菓子』というタイトルで、加筆版が上梓され、ただいま流通中です
『コーヒータイムのお菓子』は出版社品切れ または絶版 となっています >2020年2月現在
門倉多仁亜 *著
昭原修三 *アートディレクション
石川美香 *撮影
文化出版局
2006.7 初版 / 26×18.5 / 88p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜s5-47 ]
料理研究家の 門倉多仁亜さんが、ドイツ人のお祖母様やお母様が作ってくれたドイツのお菓子を中心に、何度でも食べたくなる“わが家のお菓子”を紹介してくれました!
“焼きっぱなしだったり、生地の上に果物をのせてそのまま焼いたりする気軽なお菓子”クーヘンを中心に、“タルトやスポンジ、クリーム、果物などを層にして組み立てるお菓子”トルテも紹介♪
基本の生地は4種類の上、見開き2ページで「4種の基本の生地と、基本の生地で作るクーヘンとトルテの配合表」も参照できますので、とても合理的で分かりやすいです♪
レシピには、美味しく作るコツや型の代用のバリエーション、いただき方のバリエーションやつくり方のバリエーションなども添えられていて、何度も何度もつくるたびにその都度、臨機応変につくってらっしゃるんだなということが伝わってきます。
また、さらっとしたドイツの粉でつくる感じをしっとりした日本の粉で再現する工夫や、お祖母さまの臨機応変なお菓子作りの思い出なども♪
紹介されているお菓子は例えば…
けしの実とカスタードクリーム、メレンゲでつくったペーストをたっぷりと巻き込んだ「けしの実のぐるぐる巻きパン」、
オーブンで仕上げるユニークなプルーンジャム入りの発酵ドーナツ「ジャム入りドーナッツ」、
タルト生地に、ドイツのフレッシュチーズ・クアルク(プレーンヨーグルトでつくる代用品も紹介)でつくったチーズ生地を流し入れ焼き込む「ドイツ風ベイクドチーズケーキ」、
タルト生地にやわらかに仕上げたマジパン生地をくねくねと絞り出して…見た目もかわいらしい「ジャムとマジパンのクッキー」、
干しいちじくたっぷり!焼いていると“家中がすばらしい香り”になる「はちみつスパイスケーキ」、
強力粉でつくるから“ふわりとしつつもしっとり、もっちりした”独特の食感!学生時代のアメリカのご友人が教えてくれたという「完熟バナナブレッド」、
ラム酒をたっぷり含ませたレーズンがアクセント!“チョコレートとキャラメルの中間のよう”な、チョコレートがけをする手間を省いた「簡単ファッジ」etc... ♪
他、「わが家の材料と道具について」のお話も♪
どうぞご堪能ください.:*・゜
門倉多仁亜 *著
昭原修三 *アートディレクション
石川美香 *撮影
SBクリエイティブ株式会社
2014年6月初版 / 26×18.5 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜s5-47-r ]
上記の『コーヒータイムのお菓子―みんなに愛されてきたクーヘンとトルテ』をもとに加筆、新しいレシピを加えてまとめてくれた1冊です♪
大幅に加筆されていますが、『コーヒータイムのお菓子』に掲載されていて、こちらに掲載されていないレシピもあり、また、よく見ると作り方が異なるレシピもあるので、2冊を手元に置いて比べて愉しむのもまた一興かと思います。
ドイツのお菓子作りの本は、生地の種類で章を分けてある本が多いとのことで、こちらの章立ては、4種類の基本の生地「パウンド生地」「パン生地」「タルト生地」「スポンジ生地」で作るお菓子、そして、クリスマスのお菓子となっていて、巻末で参照できる配合表もとても合理的で見やすくなっています。
型の選び方(直径ではなく容量での量り方)や、配合のアレンジも参考になり、基本さえ覚えれば、思い立った時に臨機応変にお菓子を作ることができるようになるんだなあと思える読み心地となっていて、“大ざっぱ=適当”だったというお祖母さまのお菓子作りの思い出を綴ってくれた下りや、昔、家で鶏が産んでくれた大きさがまちまちな卵を使ってお菓子作りをしていた頃のお話など、お菓子作りのハードルを下げてくれるようで、ほっこりします♪
追加されているお菓子は例えば…
生地、白ワインとグラニュー糖で煮たスライスりんごの上に、サワークリームと生クリームをのばして焼き上げ、シナモンシュガーをふった「りんごとサワークリームのケーキ」、
カスタードクリームにバターを混ぜ込んだバタークリームを挟み、キャラメリゼしたカリカリのアーモンドをトッピングした「フランクフルタークランツ」 etc...♪
天板で大きく焼きっぱなしにしたレシピも前作より多く、目を惹きます!
発酵は全てインスタントドライイースト使用で、前作ではシュトレンの発酵は生イーストがメインでしたが、今作ではインスタントドライイーストのみとなっています。
また、パン生地は、ドイツの粉(タンパク質10%で灰分が多い)で作ったパンに近い仕上がりになるという強力粉+薄力粉を配合したレシピとなっていて、興味深いです。
どうぞご堪能ください.:*・゜
2014年6月に、SBクリエイティブより、『何度でも食べたくなる、わが家のレシピ ドイツの焼き菓子』というタイトルで、加筆版が上梓され、ただいま流通中です
『コーヒータイムのお菓子』は出版社品切れ または絶版 となっています >2020年2月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪