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2008年12月にマガジンハウス文庫から文庫化されましたが、いずれも出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在
辰巳芳子 *著
マガジンハウス
2004初版・2004.2刷 / 19.5×14 / 141p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜s3-1-2 ]
料理研究家の辰巳芳子さんが、食べることと生きることについて、さまざまな観点から思いを託された1册。
語り下ろし、または講演を元に辰巳さんご自身が加筆訂正されたものなので、身近に居る人に語りかけるような文章でとても読みやすいです。また、トピックごとに細かく見出しを分けてあったり、大切なメッセージは太字で書いてあったりと、お忙しい方でも時間を見つけて少しずつ読むことができるような配慮も!
普段なにげなく当たり前のようにいただいている食事…皆それぞれが、それぞれの命を生かすために欠かせないものなのに、なんだか随分ないがしろになっているのではという怖いような警鐘のお話は、恐らく誰もが身につまされる内容で、子どもと食、食材の季節感が希薄になってしまっていること、食料自給率のこと、病人食とスープの薦めなど、多岐に渡って心に沁みるような“気づき”に出逢わせてくれます。また、嘆くだけでなく、前向きな行動の示唆に富んでいるところが有難いところ!
収められている講演は、幼稚園での講演と、辰巳芳子さんが小学校の子ども達を通じて推進されている「大豆100粒運動」の際の講演なので、とりわけ子どもと食、そして、大豆のお話から国内産食材の信頼できる作り手さん達のお話が充実。
また、床擦れや褥瘡を緩和したり、なにより人間が人生を閉じるに当たって楽しみにできるような食事を摂って欲しいとの思いから、病院食と病人食についても1章が充てられています。
辰巳芳子さんの代表的なレシピが、「蒸し料理」「老幼むけ煮物料理」「スープ」と掲載されているのも嬉しいところ♪
お子さんを守り育ててらっしゃる方はもちろん、ご病気の方の介護をされている方…ご家族の幸せと健康を願われている方皆さんに、そして、生きることと食べることについて根源的に考えてみたいという方にぜひ読んでいただきたい真摯な1册となっていますよ。
下記では、紹介されているレシピをほんの一例ですがご紹介していきますね。
2008年12月にマガジンハウス文庫から文庫化されましたが、いずれも出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在
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