美しく生きる 中原淳一 その美学と仕事
平凡社
1999 初版・同年 4刷 / 29×22 / 184p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜kf7-5 ]
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戦後のなにもない時代、厳しい生活を余儀なくされていた少女たちに、身の周りのささやかなことに喜びや美しさや夢を見い出す…そんな素敵な精神を提案し続けてくれた中原淳一さん、そのお仕事には祈りさえ感じられます。
こちらは、1999年に展観された「中原淳一展―美しく生きる」のカタログを兼ね上梓された‘別冊太陽’の1册。
「モラリスト・美しい暮らしの創造者として」「エディターとして」「グラフィックデザイナーとして」「アーティストとして」「イラストレーター・挿絵画家・影絵作家として」「人形作家として」「詩人・エッセイスト・コピーライターとして」「生活グッズデザイナーとして」「ファッションデザイナー・ヘアデザイナーとして」「プロディーサーとして」と、その多彩な魂のお仕事が、“全仕事”として一堂に網羅された中原淳一さん入門書、そして愛蔵版、永久保存版としてお愉しみいただけるような大充実の1册です。
誌面を華やかに彩る画の魅力はもちろんのこと、今拝見しても色褪せるどころか生き生きと色づいている中原淳一さんの精神性が伝わってくるような創りとなっていて素敵。
また、氏のエッセイや言葉はもちろん、各界からの寄稿エッセイも驚くほど充実です!
中原淳一さん、とお呼びするより、中原淳一先生、とお呼びする方が正しいかもしれません。 先生は確かに、‘憧れ’というものの大切さを、素晴らしいお仕事を通じて教えてくれたのですから.:*・゜
- 風に揺れる花がなかったら…
- パリのエスプリ・芳しい香り
- きものノ絵本、それいゆぱたーん、ひまわりみだしなみせくしょん、美しいブラウス、他、スタイル画
- 夢を運ぶスーベニール
- 少女の友附録、ひまわり附録、娘十二ヶ月、ひまわりグッズ、他
- 胸を打つ詩がなかったら…
- ひまわりライブラリ、川端康成の少女小説、吉屋信子の少女小説、淳一豆本、名作絵物語の挿絵、影絵物語、他
- 詩的な人形たち
- 中原淳一全仕事
- 中原淳一のキーワード
- エッセイ
- 「蒼褪めた月」―男の子にとっての中原淳一 久世光彦
- 時を超えて輝き続ける美少女たち 内藤ルネ
- 中原淳一に捧げる哀歌 高英男
- アーティストとしての中原淳一 金子國義
- 憧れの意味を教えられた 立原えりか
- ふしぎな巨大な存在 田辺聖子
- その瞳は意志をもって… 池田理代子
- 瞳はこうしておりてきた 井上章一
- ロマンティック… 森英恵
- 夢を創る 金子功
- 「ジュニアそれいゆ」がトレンドの教科書 コシノジュンコ
- 憧れのスタイル画 高田堅三
- ヒマワリの花のような少女たち 渋澤幸子
- 中原淳一のパワー 長沢節
- 羨望のものたち 西村玲子
- クリエイティブな心意気 吉本由美
- 赤い表紙の小さな本 須賀敦子
- 永遠のモダニズム 中野翠
- 美しい大人の女 内館牧子
- 夢みる少女 やなせたかし
- わが内なる中原淳一 平野文
- シルエットに魅せられて 水野英子
- 空気を変えてしまう人形 辻村ジュサブロー
- 人間を描きたかった 諫川正臣
- 残り香のように漂う男性人形の色気 ホリ・ヒロシ
- “美”と“幸福”を追及した人 中原淳一 秋山ちえ子
- 人との繋がりが生み出した淳一の世界 永六輔
- 大恩人 杉浦幸雄
- 生活の芸術化をめざしたビジュアル誌「それいゆ」 愛甲照子
- 明快かつ自在な表現をしたデザイナー 中原淳一 柏木博
- 淳一作の人形 断章 牧野哲大
- 僕、先生のデザインが好きなんです! 田中千代
- パリの振り袖の思い出 石井好子
- 美しさと品の良さと ピーコ
- 時代を超えたファッション感覚 芦田淳
- 忘れられない人 宮城まり子
- おしゃれな髪 芳村真理
- 「初めてづくし」 岡田真澄
- フェルトにアップリケでロカビリー? ミッキー・カーチス
- 中原淳一先生 雪村いづみ
- 名づけ親 夏木陽介
- 白い靴の男の子 中村メイコ
- フェルトの円形スカートは忘れられません 朝丘雪路
- 自邸がスタジオに早変わり ペギー葉山
- 今こそ、この美意識を 美輪明宏
- 正しきことが、美しきこと 旗昭二
- 中原淳一先生との出会い 堀威夫
- 誠実な人柄 牧野哲大
- 指のペンだこ 佐藤直治郎
- 多忙の日々の中で 秋山完
- 白い花が好きだった 池田五郎
- 対談 美しいものを見いだす力 浅丘ルリ子 / 芦田淳
- 展覧会の巡回 東京・日本橋高島屋⇒大阪・なんば高島屋、以後全国巡回
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