わたしとバスク

わたしとバスク

長尾智子 *著
マガジンハウス
2006.12 初版 / 21×15 / 127p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜k4-1 ]

sorry... sold out

「バスク」とは、フランスとスペインにまたがり、独自の言語を持つ人々が暮らすユニークな地域で、独特の文化が育まれています。

こちらは、真っ直ぐな線で“くっきりと意思の強そうな”素敵な「縞の布」との出逢いから拡がっていったという、料理研究家・長尾智子さんのバスク滞在記。雑誌「クウネル」に連載されていたものです。

ピぺラドにアショア、ラ・プランチャ、干し鱈のピルピル、エスペレットの唐辛子に、チャコリ、シードル、黒さくらんぼのジャム、イラティーの森の蜂蜜、ガトー・バスク、マミア、そして、ピンチョス発祥の地でもある「バスク」には、美味しいものがいっぱい!

料理自慢たちが集って美味しいものを作り楽しい時間を過ごす“美食倶楽部”なる団体も数多く存在するとのことで、掲載写真に写っている男性たちの大きなお腹にも納得です( ! )。

家庭料理をご馳走してくれた素敵なおばあちゃんたちのこと、一度見ただけで忘れられなかったという箱に入ったマカロンのこと、訪れた理想的な「食堂」のこと…美味しいもののお話がやはり充実していますが、他にも、たった1人で伝統的な籠を編み続けている籠職人のおじいさんのお話や、バスク風のグラス「ボデガ」のお話、また、意外にもバスク発祥というベレー帽のお話や、一度履いてみたくなるような靴「エスパドリーユ」のお話など盛りだくさん♪
現地の人々との交流のエピソードもまた深く、感動的です。

はっとしたのは、アナ・トレントちゃんの瞳がいつまでも余韻を遺して消えない映画「ミツバチのささやき」の監督ビクトル・エリセさんの出身地が、バスク地方だというお話!
長野智子さんが伝えてくれる「バスク」は、人々の気質も、暮らしに対する態度も、そしてもちろんお料理も、ほんとうに素朴で真っ当で素敵!すぐにでもバスクへ出掛けたくなりますが、なんだか繋がったという感じがしました。 …ということで、「ミツバチのささやき」が大好きという方にもお薦めの1册です♪

掲載されている写真もとても素敵です。人々の表情、お料理の表情、使い込まれた道具の表情に、見入ってしまうこと請け合い!巻末には、パリで楽しめる“バスク魂を感じる”バスク料理店の紹介もありますよ。

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年4月現在

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