ふわふわふとん 「やなぎむらのおはなし」シリーズ

ふわふわふとん 「やなぎむらのおはなし」シリーズ

カズコ・G・ストーン *作
福音館書店 / こどものとも傑作集
1998年初版・2001年傑作集初版 / 19×26.5 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef59-t-513 ]

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柳の木の下にあるちいさなちいさな“やなぎむら”で力を合わせて暮らす虫たちが描かれた「やなぎむらのおはなし」シリーズです♪

すっかり寒くなって、柳の落ち葉で作った“やなぎハウス”で冬を越すことにした虫たち、けれど、すきま風が冷たくて、朝早くに目が覚めてしまいました。

あたたかいお布団があるといいね、ということで、みんなで探しに出掛けますが…!

…突然ですが、“ガガイモ”って、皆さんご存知ですか?
日当たりの良いところに生えている雑草で、お花は薄紫のヒトデのような面白い形をしていて、実は、細長い雫のような形で中にふわふわの綿毛がたくさん詰まっているそう!
ガガイモの綿毛は、ケセランパサランの正体という人もいるくらいふわふわで、かつては、朱肉にも用いられていたようです。(実も、一寸法師や神話に出てくる神様が乗っていた船が、ガガイモの実をふたつに割った片割れだったという言い伝えがあるようで、店主は見たことがないのですが、古くから日本人になじみのある植物なんですね)

ちょっと脱線しましたが、虫たちが冬用のお布団にすることにしたのは、このガガイモの綿毛!

雪が降りしきる中、みんなで実を運びますが、人間にとっては小さな実も、虫たちにとってはとっても大きくて重くて…!みんなで力を合わせて運びます!

ちいさく描かれた虫たちの小さな顔にさらに細やかに描かれた表情、寒くてぶるぶる震えている様子... 本当に細々とユーモラスに描かれていて、ちいさな虫たちから眺めた世界が豊かに感じられます。
たくさん登場する虫たちみんなに楽しい名前が付いているのも、素敵♪

色鉛筆で描かれた細やかで優しいタッチを基調に、(水彩でしょうか)絵の具でさらに力強いアクセントや微妙なにじみが付けられているイラストも、とても味わい深くて、じっくり眺めたくなってしまいます!

ふんわり暖かなお布団が恋しくなる季節に…
どうぞご堪能ください.:*・゜

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