ふしぎの国のアリス

ふしぎの国のアリス

ルイス・キャロル *著
マルカム・アシュマン *絵
宗方あゆむ *訳
金の星社
1992初版・1994.7刷 / 24×17 / 96p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef5-i-5-1 ]

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鏡の国のアリス

鏡の国のアリス

ルイス・キャロル *著
マルカム・アシュマン *絵
宗方あゆむ *訳
金の星社
1995.4 初版 / 24×17 / 121p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef5-i-5-2 ]

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イギリスの画家、マルカム・アシュマン氏による Alice です♪

『ふしぎ~』のお話のラストで、お姉さんがアリスの姿を思い浮かべるシーンがありますよね。“小さな両手をひざの上でぎゅっとにぎりしめ、目をきらきらかがやかせて、おねえさんを見あげています。熱心に夢物語を話す、あの声まで聞こえてきます。ひたいのほつれ毛が目に入らないように、頭をふるかわいらしいしぐさも、目にうかびました”―というところです。
アシュマン氏による Alice は、この最後の文章の情景が生き生きと目に浮かぶような感じ。むしろ、アシュマン氏の Alice によって初めて、この文章を深々と味わったと言った方が、適格かもしれません。

Alice は、栗色のセミロングのストレートで、前髪を厚く下ろしていて、時にリボンで結んだサイドの髪がはらっと落ちていて…そういえば、アリス・リデル嬢も、厚く前髪を下ろしていましたっけ…♪

お洋服のコーディネートは、パフスリーヴがフリルで切り替えになっている白のワンピースに、薄紫色のエプロンドレスを重ね、ウエストには、髪のリボンとお揃いの深紫色のリボンサッシュでアクセント☆足元は、黒の編み上げショートブーツです。

氏は、風景画を得意とする画家のようですが、このシリーズでも、細密に描かれた自然、そして動物たちの描写が目を惹きます。
お話によって、お庭から森へと舞台は移り変わりますが、緑溢れる背景は、さながらイングリッシュガーデンを鑑賞しているようでとてもきれい!
また、動物達はそのリアルな様子にびっくり!特に、いも虫は目の感じなど、出色の造形かと思います。

宗方あゆむさんによる訳も、絵のトーンに合った落ち着いた語り口で、きれいな言葉遣いと、登場人物のキャラクターごとに生き生きとした話し方になっているのが魅力的☆言葉遊びも、さまざまにチャレンジされていますのでどうぞお楽しみに!

また、定番のテニエル氏以外では残念なことに、なかなか『ふしぎ~』『鏡~』が揃って出版に至ることがないという状況の中、こちらは揃いで楽しめるというところも嬉しいですね♪

ふしぎの国のアリス

ふしぎの国のアリス

ふしぎの国のアリス

鏡の国のアリス

鏡の国のアリス

鏡の国のアリス

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在

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